7.3. スワップ領域の削除
インスト-ルの後に swap 領域を減らすことが賢明な場合もあります。たとえば、システムの RAM 容量を 1 GB から 512 MB にダウングレードするとします。しかし、依然として 2 GB のスワップスペースが割り当てられています。ディスク領域が大きくなる (2 GB など) と無駄になる可能性があるため、スワップ領域を 1 GB に減らすことでメリットを得られることがあります。
ここでも選択肢が 3 つあります: swap 用に使用していた LVM2 論理ボリューム全体を削除、swap ファイルの削除、あるいは既存の LVM2 論理ボリューム上の swap 領域の低減。
7.3.1. LVM2 論理ボリュームでのスワップ領域の縮小
以下のようにして LVM2 の swap 論理ボリュームを縮小します (
/dev/VolGroup00/LogVol01
が縮小するボリュームであるとします)。
- 関連付けられている論理ボリュームのスワップ機能を無効にします。
swapoff -v /dev/VolGroup00/LogVol01
- LVM2 論理ボリュームのサイズを変更して 512 MB 削減します。
lvm lvreduce /dev/VolGroup00/LogVol01 -L -512M
- 新しいスワップ領域をフォーマットします。
mkswap /dev/VolGroup00/LogVol01
- 拡張論理ボリュームを有効にします。
swapon -va
- 論理ボリュームが正しく縮小されたことをテストします。
cat /proc/swaps free