46.2.3.4. デフォルトの動作の変更
デフォルトでは、
kdump
がコアダンプの作成に失敗すると、root ファイルシステムがマウントされ、/sbin/init が実行されます。この動作を変更するには、root
として /etc/kdump.conf
設定ファイルを開き、#default shell
の行頭にあるハッシュ記号(「#」)を取り除き、表46.2「サポートされるアクション」 で説明されているように、値を目的のアクションに置き換えます。以下に例を示します。
default halt
オプション | アクション |
---|---|
reboot | システムを再起動します。プロセスのコアが失われます。 |
halt | コアの取得に失敗した後に、システムを停止します。 |
shell | initramfs 内から msh セッションを実行し、ユーザーが手動でコアを記録できるようにします。 |