43.5.2. 単一実行可能ファイルでの opreport の使用
特定の実行可能ファイルに関する詳細なプロファイル情報を取得するには、opreport を使用します。
opreport <mode> <executable>
opreport <mode> <executable>
分析するには、実行可能ファイルへの完全パスである <executable> 必要があります。<mode> は以下のいずれかである必要があります。
-l
- シンボルでサンプルデータを一覧表示します。たとえば、以下は、コマンド opreport -l /lib/tls/libc- <version > .so の実行からの出力の一部になります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 最初の列はシンボルのサンプル数で、2 番目のコラムは、実行ファイルのサンプル全体に対するこのシンボルのサンプルの割合であり、3 番目のコラムはシンボル名です。サンプルの最大数から最小(逆引き順序)に出力を並べ替えるには、-l
オプションとともに-r
を使用します。 -i <symbol-name>
- シンボル名に固有のサンプルデータを一覧表示します。たとえば、以下の出力は、opreport -l -i __gconv_transform_utf8_internal /lib/tls/libc- <version> .so コマンドからの ものです。
samples % symbol name 12 100.000 __gconv_transform_utf8_internal
samples % symbol name 12 100.000 __gconv_transform_utf8_internal
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 最初の行は、シンボル/実行可能な組み合わせの概要です。最初の列は、メモリーシンボルのサンプル数です。2 番目のコラムは、シンボルのサンプルの合計数に対するメモリーアドレスのサンプルの割合です。3 列目はシンボル名です。 -d
-l
よりも詳細でシンボルでサンプルデータを一覧表示します。たとえば、以下の出力は、コマンド opreport -l -d __gconv_transform_utf8_internal /lib/tls/libc- <version> .so からの ものです。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow データは-l
オプションと同じですが、シンボルごとに、使用される各仮想メモリーアドレスが表示されます。仮想メモリーアドレスごとに、シンボルのサンプル数に対するサンプル数およびパーセンテージが表示されます。-x
<symbol-name>- 出力からシンボルのコンマ区切りリストを除外します。
session
:<name>/var/lib/oprofile/samples/
ディレクトリーに対するセッションまたはディレクトリーへの完全パスを指定します。