25.3. httpdの起動と停止
httpd
パッケージをインストールしたら、http://httpd.apache.org/docs/2.2/ でオンラインで利用できる Apache HTTP Server のドキュメントを確認してください。
httpd
RPM は、/etc/init.d/httpd
スクリプトをインストールします。これは、/sbin/service コマンドを使用してアクセスできます。
apachectl control スクリプトを使用して httpd を起動すると、
/etc/sysconfig/httpd
に環境変数が設定され、httpd が起動します。init スクリプトを使用して環境変数を設定することもできます。
root で apachectl 制御スクリプトを使用してサーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。
apachectl start
/sbin/service httpd start を使用して httpd を起動 することもできます。これにより httpd が起動しますが、環境変数は設定されません。httpd.conf (ポート 80)でデフォルトの Listen ディレクティブを使用している場合は、apache サーバーを起動するために root 権限が必要になります。
サーバーを停止するには、root で以下を入力します。
apachectl stop
/sbin/service httpd stop を使用して httpd を停止 することもできます。
restart
オプションは、Apache HTTP Server を停止して起動する簡単な方法です。
以下を入力して、root でサーバーを再起動することができます。
apachectl restart
または
service httpd restart
起動時にエラーが発生した場合は、Apache がコンソールまたは
ErrorLog
にメッセージを表示します。
デフォルトでは、httpd サービスは起動時に自動的に起動し ません。起動時に Apache を起動する場合は、
rc.N
ディレクトリー内の起動ファイルに apachectl への呼び出しを追加する必要があります。典型的な使用されるファイルは rc.local
です。これにより Apache が root として起動されるため、この呼び出しを追加する前にセキュリティーと認証を適切に設定することが推奨されます。
/sbin/chkconfig、/usr/sbin/ntsysv、または Services Configuration Tool プログラムなどの initscript ユーティリティーを使用して、システムの起動時に httpd サービスが起動するように設定することもできます。
また、以下を入力して httpd サーバーのステータスを表示することもできます。
apachectl status
ただし、これを機能させるには、status モジュール mod_status を
httpd.conf
設定ファイルで有効にする必要があります。mod_status の詳細は、http://httpd.apache.org/docs/2.2/mod/mod_status.html を参照してください。
注記
Apache HTTP Server をセキュアなサーバーとして実行する場合は、暗号化されたプライベート SSL キーを使用するときにマシンが起動した後にセキュアなサーバーのパスワードが必要になります。
詳細は、http://httpd.apache.org/docs/2.2/sslを参照してください。