6.3.5. RAID デバイスの削除
既存の RAID デバイスを削除するには、最初に
root
で以下のコマンドを実行して無効にします。
mdadm --stop
raid_device
無効にしたら、RAID デバイス自体を削除します。
mdadm --remove
raid_device
最後に、特定のアレイに関連付けられたすべてのデバイスでゼロのスーパーブロックを実行します。
mdadm --zero-superblock
component_device…
例6.5 RAID デバイスの削除
システムにアクティブな RAID デバイス
/dev/md3
があり、以下のレイアウト(つまり、例6.4「RAID デバイスの拡張」で作成した RAID デバイス)があるとします。
~]# mdadm --detail /dev/md3 | tail -n 4
Number Major Minor RaidDevice State
0 8 1 0 active sync /dev/sda1
1 8 17 1 active sync /dev/sdb1
2 8 33 2 active sync /dev/sdc1
このデバイスを削除するには、シェルプロンプトで以下を入力して停止します。
~]# mdadm --stop /dev/md3
mdadm: stopped /dev/md3
停止したら、以下のコマンドを実行して
/dev/md3
デバイスを削除できます。
~]# mdadm --remove /dev/md3
最後に、関連するすべてのデバイスからスーパーブロックを削除するには、次のコマンドを実行します。
~]# mdadm --zero-superblock /dev/sda1 /dev/sdb1 /dev/sdc1