5.2. proc ファイルシステム内のトップレベルファイル
以下は、
/proc/
ディレクトリーの最上位にある、より有用な仮想ファイルの一覧です。
注記
ほとんどの場合、本セクションにリストされているファイルの内容は、マシンにインストールされた内容と同じではありません。これは、このドキュメント作業のために Red Hat Enterprise Linux を実行しているハードウェアに固有の情報の多くであるためです。
5.2.1. /proc/apm
このファイルは、Advanced Power Management (APM) システムの状態に関する情報を提供します。これは、apm コマンドによって使用されます。バッテリーのないシステムが AC 電源ソースに接続されている場合、この仮想ファイルは以下のようになります。
1.16 1.2 0x07 0x01 0xff 0x80 -1% -1 ?
このようなシステムで apm -v コマンドを実行すると、以下のような出力になります。
APM BIOS 1.2 (kernel driver 1.16ac) AC on-line, no system battery
電源ソースとしてバッテリーを使用しないシステムの場合、apm はマシンをスタンバイモードにするよりもわずかに実行できます。apm コマンドは、ラップトップで非常に便利です。たとえば、以下の出力は、電源アウトレットに接続しながら、ラップトップの cat /proc/apm コマンドにあります。
1.16 1.2 0x03 0x01 0x03 0x09 100% -1 ?
同じラップトップが電源ソースから数分間接続解除されると、
apm
ファイルの内容は以下のように変更されます。
1.16 1.2 0x03 0x00 0x00 0x01 99% 1792 min
apm -v コマンドは、以下のようなより有用なデータを提供するようになりました。
APM BIOS 1.2 (kernel driver 1.16) AC off-line, battery status high: 99% (1 day, 5:52)