検索

51.2. ローカルポリシーモジュールの構築

download PDF
以下のセクションでは、実際の例を使用してローカルポリシーモジュールをビルドし、現在のポリシーに関する問題に対応します。この問題には、setsebool コマンドを実行し、次にターミナルを使用しようとする ypbind init スクリプトが含まれます。これにより、以下の拒否が生成されます。
type=AVC msg=audit(1164222416.269:22): avc:  denied  { use } for  pid=1940 comm="setsebool" name="0" dev=devpts ino=2 \
	scontext=system_u:system_r:semanage_t:s0 tcontext=system_u:system_r:init_t:s0 tclass=fd
すべてが正常に動作する場合でも(つまり、意図したように実行されるアプリケーションフォームを妨げていない)、ユーザーの通常のワークフローを中断します。ローカルポリシーモジュールの作成は、この問題に対応します。

51.2.1. audit2allow を使用したローカルポリシーモジュールの構築

aud2allow ユーティリティーに、ポリシーモジュールを構築する機能が追加されました。以下のコマンドを使用して、audit.log ファイルの特定のコンテンツに基づいてポリシーモジュールを構築します。
ausearch -m AVC --comm setsebool | audit2allow -M mysemanage
audit2allow ユーティリティーは、タイプ強制ファイル(mysemanage.te)を構築している。次に、checkmodule コマンドを実行してモジュールファイル(mysemanage.mod)をコンパイルします。最後に、semodule_package コマンドを使用してポリシーパッケージ(mysemanage.pp)を作成します。semodule_package コマンドは、異なるポリシーファイル(通常はモジュールとファイルコンテキストファイル)をポリシーパッケージに統合します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.