27.3.3.4. ユーザーオプション
ユーザーオプションは、サーバーオプションの下の各行に置かれる場合と、サーバーオプションと同じ行に置かれる場合があります。いずれの場合も、定義されるオプションは user オプション(以下で定義)に従う必要があります。
- fetchall: 既読メッセージを含め Fetchmail がキュー内の全メッセージをダウンロードするように命令します。デフォルトでは、Fetchmail は新規メッセージのみをダウンロードするようになっています。
- fetchlimit & lt;number& gt;: < ;number> を、停止する前に取得するメッセージの数に置き換えます。
- flush: 新規メッセージを取得する前に、キューにあるすべての既読メッセージを削除します。
- limit & lt;max-number-bytes > - < max-number-bytes > を Fetchmail が取得した時にメッセージが許可される最大サイズ(バイト単位)に置き換えます。このオプションでは低速のネットワークリンクが提供されるため、サイズが大きいメッセージのダウンロードに時間がかかりすぎる場合に有用です。
- Password ' <password> ' - & lt;password& gt; をユーザーのパスワードに置き換えます。
- preconnect " <command> " - < command > を、ユーザーのメッセージを取得する前に実行するコマンドに置き換えます。
- postconnect " <command> " - < command > を、ユーザーのメッセージを取得した後に実行するコマンドに置き換えます。
- ssl: SSL 暗号化を有効にします。
- sslproto: 許可された SSL プロトコルまたは TLS プロトコルを定義します。設定可能な値は
SSL2
、SSL3
、SSL23
、およびTLS1
です。ただし、POODLE: SSLv3 脆弱性(CVE-2014-3566 )により、このオプションをTLS1
に設定してください。 - user " <username> ": < ;username> を Fetchmail がメッセージの取得に使用するユーザー名に置き換えます。このオプションは、他のすべてのユーザーオプションの前に付ける必要があります。