1.3. Red Hat Enterprise Linux の特別なファイルの場所
Red Hat Enterprise Linux は、特別なファイルに対応するために FHS 構造を若干拡張しています。
RPM に関連するほとんどのファイルは、
/var/lib/rpm/
ディレクトリーに保持されます。RPM の詳細は、12章RPM でのパッケージ管理 を参照してください。
/var/cache/yum/
ディレクトリーには、システムの RPM ヘッダー情報を含む Package Updater が使用するファイルが含まれます。この場所は、システムの更新中にダウンロードされた RPM を一時的に保存するためにも使用できます。Red Hat Network の詳細は、15章システムの登録およびサブスクリプション管理 を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux に固有の別の場所は
/etc/sysconfig/
ディレクトリーです。このディレクトリーには、さまざまな設定情報が格納されています。システムの起動時に実行されるスクリプトの多くは、このディレクトリー内のファイルを使用します。このディレクトリー内の内容や、起動プロセスでこれらのファイルがプレイするロールの詳細は、32章sysconfig
ディレクトリー を参照してください。