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46.2.3.2. ターゲットタイプの設定

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カーネルクラッシュがキャプチャーされると、コアダンプはローカルファイルシステムのファイルとして保存するか、デバイスに直接書き込むか、NFS (Network File System)プロトコルまたは SSH (Secure Shell)プロトコルを使用してネットワーク経由で送信することができます。現時点で設定できるのは、これらのオプションの 1 つのみであることに注意してください。デフォルトのオプションでは、vmcore ファイルをローカルファイルシステムの /var/crash/ ディレクトリーに保存します。これを変更するには、root/etc/kdump.conf 設定ファイルを開き、以下のようにオプションを編集します。
コアダンプを保存するローカルディレクトリーを変更するには、#path /var/crash の行頭にあるハッシュ記号(#)を取り除き、値を希望のディレクトリーパスに置き換えます。必要に応じて、ファイルを別のパーティションに書き込む場合は、#ext3 /dev/sda3 行でも同じ手順に従い、ファイルシステムタイプとデバイス(デバイス名、ファイルシステムのラベル、UUID がすべてサポートされる)を変更します。以下に例を示します。
ext3 /dev/sda4
path /usr/local/cores
ダンプをデバイスに直接書き込むには、#raw /dev/sda5 の行頭にあるハッシュ記号(#)を取り除き、値を任意のデバイス名に置き換えます。以下に例を示します。
raw /dev/sdb1
NFS プロトコルを使用してリモートのマシンにダンプを保存するには、#net my.server.com:/export/tmp の行頭にあるハッシュ記号(#)を取り除き、値を有効なホスト名とディレクトリーパスに置き換えます。以下に例を示します。
net penguin.example.com:/export/cores
SSH プロトコルを使用してリモートのマシンにダンプを保存するには、#net user@my.server.com の行頭にあるハッシュ記号(#)を取り除き、値を有効なユーザー名およびホスト名に置き換えてください。以下に例を示します。
net john@penguin.example.com
SSH サーバーの設定方法やキーベースの認証の設定方法は、20章OpenSSH を参照してください。
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