22.9. Samba ネットワークブラウザー
ネットワーク参照に より、Windows サーバーと Samba サーバーを Windows Network Neighborhood に表示できるようになります。ネットワーク Neighborhood 内では、アイコンはサーバーとして表され、開いている場合は、利用可能なサーバーの共有とプリンターが表示されます。
ネットワーク参照機能には、TCP/IP での NetBIOS が必要です。NetBIOS ベースのネットワークはブロードキャスト(UDP)メッセージングを使用して、参照リストの管理を行います。NetBIOS と WINS を TCP/IP ホスト名解決のプライマリーメソッドとしてない場合、静的ファイル(
/etc/hosts
)や DNS などの他の方法を使用する必要があります。
ドメインマスターブラウザーは、すべてのサブネット上のローカルマスターブラウザーからのブラウズリストを照合し、ワークグループとサブネット間で参照できるようにします。また、ドメインマスターブラウザーは、独自のサブネット用のローカルマスターブラウザーを使用することが推奨されます。
22.9.1. ドメインのブラウジング
デフォルトでは、ドメインの Windows サーバー PDC もそのドメインのドメインマスターブラウザーです。このタイプの状況では、Samba サーバーをドメインマスターサーバーとして設定することはでき ませ ん。
Windows サーバー PDC を含まないサブネットでは、Samba サーバーをローカルマスターブラウザーとして実装できます。ドメインコントローラー環境でローカルマスターブラウザー(またはまったく参照しない)に
smb.conf
を設定することは、ワークグループ設定と同じです。