4.3. OADP パフォーマンス
4.3.1. OADP 推奨ネットワーク設定
OpenShift API for Data Protection (OADP) のサポートされたエクスペリエンスを得るには、OpenShift ノード、S3 ストレージ、および OpenShift ネットワーク要件の推奨事項を満たすサポート対象のクラウド環境全体で、安定した回復力のあるネットワークが必要です。
最適ではないデータパスを持つクラスター外にあるリモート S3 バケットを含むデプロイメントでバックアップ操作および復元操作を正常に実行するには、最適ではない状況でネットワーク設定が次の最小要件を満たすことが推奨されます。
- 帯域幅 (オブジェクトストレージへのネットワークアップロード速度): 小規模なバックアップの場合は 2 Mbps 以上、大規模なバックアップの場合はデータ量に応じて 10 - 100 Mbps。
- 1% のパケットロス
- パケット破損: 1%
- 遅延: 100ms
OpenShift Container Platform ネットワークが最適に動作し、OpenShift Container Platform ネットワークの要件を満たしていることを確認します。
Red Hat は標準的なバックアップおよび復元の失敗に対するサポートを提供していますが、推奨されるしきい値を満たさないネットワーク設定によって発生する失敗に対するサポートは提供していません。