11.2. プロジェクトメトリクスのモニタリング
プロジェクトでアプリケーションを作成し、それらをデプロイした後に、Web コンソールで Developer パースペクティブを使用し、プロジェクトのメトリックを表示できます。
手順
- Observe に移動して、プロジェクトの Dashboard、Metrics、Alerts、および Events を表示します。
 オプション: Dashboard タブを使用して、次のアプリケーションメトリックを示すグラフを表示します:
- CPU usage (CPU の使用率)
 - メモリー使用量
 - 帯域幅の使用
 - 送受信パケットのレートやドロップされたパケットのレートなど、ネットワーク関連の情報。
 
Dashboard タブで、Kubernetes コンピュートリソースダッシュボードにアクセスできます。
注記Dashboard リストでは、デフォルトで Kubernetes / Compute Resources / Namespace (Pods) ダッシュボードが選択されています。
詳細は、以下のオプションを使用します。
- Dashboard リストからダッシュボードを選択し、フィルタリングされたメトリクスを表示します。すべてのダッシュボードは、Kubernetes / Compute Resources / Namespace(Pod) を除く、選択時に追加のサブメニューを生成します。
 - Time Range 一覧からオプションを選択し、キャプチャーされるデータの期間を判別します。
 - Time Range リストで Custom time range を選択して、カスタムの時間範囲を設定します。From および To の日付と時間を入力または選択します。Save をクリックして、カスタムの時間範囲を保存します。
 - Refresh Interval 一覧からオプションを選択し、データの更新後の期間を判別します。
 - カーソルをグラフの上に置き、Pod の特定の詳細を表示します。
 - 各グラフの右上隅にある Inspect をクリックして、特定のグラフの詳細を表示します。グラフの詳細は Metrics タブに表示されます。
 
オプション: Metrics タブを使用して、必要なプロジェクトメトリックについてクエリーします。
図11.1 メトリクスのモニタリング
- Select Query リストで、プロジェクトに必要な詳細をフィルターするオプションを選択します。プロジェクト内のすべてのアプリケーション Pod のフィルターされたメトリックがグラフに表示されます。プロジェクトの Pod も以下に記載されています。
 - Pod のリストから色の付いた四角のボックスをクリアし、特定の Pod のメトリックを削除してクエリーの結果をさらに絞り込みます。
 - Show PromQL をクリックし、Prometheus クエリーを表示します。このクエリーをプロンプトのヘルプを使用してさらに変更し、クエリーをカスタマイズして、該当する namespace に表示するメトリックをフィルターすることができます。
 - ドロップダウンリストを使用して、表示されるデータの時間の範囲を設定します。Reset Zoom をクリックして、これをデフォルトの時間の範囲にリセットできます。
 - オプションで、Select Query 一覧で Custom Query を選択し、カスタム Prometheus クエリーを作成し、関連するメトリクスをフィルターします。
 
オプション: Alerts タブを使用して、次のタスクを実行します:
- プロジェクト内のアプリケーションのアラートをトリガーするルールを確認します。
 - プロジェクトで発生しているアラートを特定します。
 - 必要に応じて、そのようなアラートを解除します。
 
図11.2 アラートのモニタリング
詳細は、以下のオプションを使用します。
- Filter 一覧を使用して Alert State および Severity でアラートをフィルターします。
 - アラートをクリックして、そのアラートの詳細ページに移動します。Alerts Details ページで、View Metrics をクリックし、アラートのメトリクスを表示できます。
 - アラートルールに隣接する Notifications トグルを使用して、そのルールのすべてのアラートをサイレンスにし、Silence for 一覧からアラートをサイレンスにする期間を選択します。Notifications トグルを表示するには、アラートを編集するパーミッションが必要です。
 - 
								アラートルールに隣接する Options メニュー 
								
								 を使用して、アラートルールの詳細を表示します。
							 
オプション: Events タブを使用してプロジェクトのイベントを表示します。
図11.3 イベントのモニタリング
以下のオプションを使用して、表示されるイベントをフィルターできます。
- Resources リストで、リソースを選択し、そのリソースのイベントを表示します。
 - All Types リストで、イベントのタイプを選択し、そのタイプに関連するイベントを表示します。
 - Filter events by names or messages フィールドを使用して特定のイベントを検索します。