3.5. モニタリングスタックの設定
				OpenShift Container Platform 4.14 では、cluster-monitoring-config または user-workload-monitoring-config ConfigMap オブジェクトを使用して、モニタリングスタックを設定できます。config map が Cluster Monitoring Operator (CMO) を設定し、続いて CMO がスタックのコンポーネントを設定します。
			
前提条件
OpenShift Container Platform のコアモニタリングコンポーネントを設定する場合、以下を実行します。
- 
								
cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 - 
								
cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトを作成している。 
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 ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定する場合:
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cluster-adminクラスターロールを持つユーザーとして、またはopenshift-user-workload-monitoringプロジェクトのuser-workload-monitoring-config-editロールを持つユーザーとして、クラスターにアクセスできる。 - クラスター管理者は、ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にしている。
 
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						OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 
手順
ConfigMapオブジェクトを編集します。OpenShift Container Platform のコアモニタリングコンポーネントを設定するには、以下を実行します。
openshift-monitoringプロジェクトでcluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトを編集します。oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-config
$ oc -n openshift-monitoring edit configmap cluster-monitoring-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 設定を、
data/config.yamlの下に値とキーのペア<component_name>: <component_configuration>として追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <component>および<configuration_for_the_component>を随時置き換えます。以下の
ConfigMapオブジェクトの例は、Prometheus の永続ボリューム要求 (PVC) を設定します。これは、OpenShift Container Platform のコアコンポーネントのみをモニターする Prometheus インスタンスに関連します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
 - Prometheus コンポーネントを定義し、後続の行はその設定を定義します。
 
ユーザー定義のプロジェクトをモニターするコンポーネントを設定するには、以下を実行します。
openshift-user-workload-monitoringプロジェクトでuser-workload-monitoring-configConfigMapオブジェクトを編集します。oc -n openshift-user-workload-monitoring edit configmap user-workload-monitoring-config
$ oc -n openshift-user-workload-monitoring edit configmap user-workload-monitoring-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 設定を、
data/config.yamlの下に値とキーのペア<component_name>: <component_configuration>として追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <component>および<configuration_for_the_component>を随時置き換えます。以下の
ConfigMapオブジェクトの例は、Prometheus のデータ保持期間および最小コンテナーリソース要求を設定します。これは、ユーザー定義のプロジェクトのみをモニターする Prometheus インスタンスに関連します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記Prometheus config map コンポーネントは、
cluster-monitoring-configConfigMapオブジェクトでprometheusK8sと呼ばれ、user-workload-monitoring-configConfigMapオブジェクトでprometheusと呼ばれます。
ファイルを保存して、変更を
ConfigMapオブジェクトに適用します。警告ConfigMapオブジェクトの設定変更によって、結果も異なります。- Pod は再デプロイされません。したがって、サービスの停止はありません。
 変更された Pod が再デプロイされます。
- 単一ノードクラスターの場合、一時的なサービスが停止します。
 - マルチノードクラスターの場合、高可用性であるため、影響を受ける Pod は徐々にロールアウトされ、モニタリングスタックは引き続き利用可能です。
 - 永続ボリュームの設定およびサイズ変更を行うと、高可用性であるかどうかに関係なく、常にサービスが停止します。
 
config map の変更を必要とする手順にはそれぞれ、想定される結果が含まれます。