第8章 vSphere Problem Detector Operator の使用
8.1. vSphere Problem Detector Operator について
vSphere Problem Detector Operator は、一般的なインストールおよびストレージに関連する正しくない設定の問題について vSphere にデプロイされたクラスターをチェックします。
Operator は openshift-cluster-storage-operator
namespace で実行され、Cluster Storage Operator がクラスターが vSphere にデプロイされたことを検知すると Cluster Storage Operator によって起動します。vSphere Problem Detector Operator は vSphere vCenter Server と通信して、クラスター内の仮想マシン、デフォルトのデータストア、および vSphere vCenter Server 設定に関する他の情報を判別します。Operator は Cloud Credential Operator からの認証情報を使用して vSphere に接続します。
Operator は以下のスケジュールに基づいてチェックを実行します。
- チェックは 1 時間ごとに実行されます。
- チェックに失敗すると、Operator は 1 分、2 分、4 分、8 分などの間隔でチェックを再び実行します。Operator は、8 時間を最大の間隔とし、その範囲内で間隔を 2 倍にします。
- すべてのチェックに合格すると、スケジュールは 1 時間間隔に戻ります。
Operator は、障害の発生後にチェックの頻度を増加させ、Operator が障害状態が修復された直後に正常な状態を報告できるようにします。Operator を手動で実行し、トラブルシューティングに関する情報をすぐに確認できます。