4.10. chrony タイムサービスの設定


chrony タイムサービス (chronyd) で使用されるタイムサーバーおよび関連する設定は、chrony.conf ファイルのコンテンツを変更し、それらのコンテンツをマシン設定としてノードに渡して設定する必要があります。

手順

  1. chrony.conf ファイルのコンテンツを含む Butane 設定を作成します。たとえば、ワーカーノードで chrony を設定するには、99-worker-chrony.bu ファイルを作成します。

    注記

    設定ファイルで指定する Butane のバージョン は、OpenShift Container Platform のバージョンと同じである必要があり、末尾は常に 0 です。たとえば、192.168.122.1 です。Butane の詳細は、「Butane を使用したマシン設定の作成」を参照してください。

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    variant: openshift
    version: 4.14.0
    metadata:
      name: 99-worker-chrony 
    1
    
      labels:
        machineconfiguration.openshift.io/role: worker 
    2
    
    storage:
      files:
      - path: /etc/chrony.conf
        mode: 0644 
    3
    
        overwrite: true
        contents:
          inline: |
            pool 0.rhel.pool.ntp.org iburst 
    4
    
            driftfile /var/lib/chrony/drift
            makestep 1.0 3
            rtcsync
            logdir /var/log/chrony
    1 2
    コントロールプレーンノードでは、これらの両方の場所で worker の代わりに master を使用します。
    3
    マシン設定ファイルの mode フィールドに 8 進数の値でモードを指定します。ファイルを作成し、変更を適用すると、mode は 10 進数の値に変換されます。oc get mc <mc-name> -o yaml コマンドで YAML ファイルを確認できます。
    4
    DHCP サーバーが提供するものなど、有効な到達可能なタイムソースを指定します。
    注記

    全マシン間の通信の場合、UDP 上の Network Time Protocol (NTP) はポート 123 です。外部 NTP タイムサーバーが設定されている場合は、UDP ポート 123 を開く必要があります。

  2. Butane を使用して、ノードに配信される設定を含む MachineConfig オブジェクトファイル (99-worker-chrony.yaml) を生成します。

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    $ butane 99-worker-chrony.bu -o 99-worker-chrony.yaml
  3. 以下の 2 つの方法のいずれかで設定を適用します。

    • クラスターがまだ起動していない場合は、マニフェストファイルを生成した後に、MachineConfig オブジェクトファイルを <installation_directory>/openshift ディレクトリーに追加してから、クラスターの作成を続行します。
    • クラスターがすでに実行中の場合は、ファイルを適用します。

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      $ oc apply -f ./99-worker-chrony.yaml
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