第6章 ネットワークのカスタマイズによる Azure へのクラスターのインストール
OpenShift Container Platform バージョン 4.14 では、インストールプログラムが Microsoft Azure でプロビジョニングするインフラストラクチャーに、カスタマイズされたネットワーク設定でクラスターをインストールできます。ネットワーク設定をカスタマイズすることにより、クラスターは環境内の既存の IP アドレスの割り当てと共存でき、既存の MTU および VXLAN 設定と統合できます。
大半のネットワーク設定パラメーターはインストール時に設定する必要があり、実行中のクラスターで変更できるのは kubeProxy
設定パラメーターのみになります。
6.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
- クラスターをホストするように Azure アカウントを設定 し、クラスターをデプロイするテスト済みおよび検証済みのリージョンを決定している。
- ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
- 暗号化のために Azure 環境を準備 した (顧客管理の暗号化キーを使用する場合)。