7.3. すべての namespace を監視するための Red Hat OpenShift Logging Operator のアップグレード
Logging 5.7 以前のバージョンでは、Red Hat OpenShift Logging Operator は openshift-logging
namespace のみを監視します。Red Hat OpenShift Logging Operator でクラスター上のすべての namespace を監視する場合は、Operator を再デプロイする必要があります。以下の手順を実行して、ロギングコンポーネントを削除せずに Operator を再デプロイします。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 - 管理者権限がある。
手順
次のコマンドを実行して、サブスクリプションを削除します。
$ oc -n openshift-logging delete subscription <subscription>
以下のコマンドを実行して Operator グループを削除します。
$ oc -n openshift-logging delete operatorgroup <operator_group_name>
次のコマンドを実行して、クラスターサービスバージョン (CSV) を削除します。
$ oc delete clusterserviceversion cluster-logging.<version>
- 「ロギングのインストール」ドキュメントに従って、Red Hat OpenShift Logging Operator を再デプロイします。
検証
OperatorGroup
リソースのtargetNamespaces
フィールドが存在しないか、空の文字列に設定されていることを確認します。これを行うには、次のコマンドを実行して出力を検査します。
$ oc get operatorgroup <operator_group_name> -o yaml
出力例
apiVersion: operators.coreos.com/v1 kind: OperatorGroup metadata: name: openshift-logging-f52cn namespace: openshift-logging spec: upgradeStrategy: Default status: namespaces: - "" # ...