1.5. Source-to-Image による Jenkins イメージのカスタマイズ


正式な OpenShift Container Platform Jenkins イメージをカスタマイズするには、イメージを Source-to-Image (S2I) ビルダーとしてイメージを使用できます。

S2I を使用して、カスタムの Jenkins ジョブ定義をコピーしたり、プラグインを追加したり、同梱の config.xml ファイルを独自のカスタムの設定に置き換えたりできます。

Jenkins イメージに変更を追加するには、以下のディレクトリー構造の Git リポジトリーが必要です。

plugins
このディレクトリーには、Jenkins にコピーするバイナリーの Jenkins プラグインを含めます。
plugins.txt
このファイルは、以下の構文を使用して、インストールするプラグインを一覧表示します。
pluginId:pluginVersion
configuration/jobs
このディレクトリーには、Jenkins ジョブ定義が含まれます。
configuration/config.xml
このファイルには、カスタムの Jenkins 設定が含まれます。

configuration/ ディレクトリーのコンテンツは /var/lib/jenkins/ ディレクトリーにコピーされるので、このディレクトリーに credentials.xml などのファイルをさらに追加することもできます。

ビルド設定のサンプルは、OpenShift Container Platform で Jenkins イメージをカスタマイズします。

apiVersion: build.openshift.io/v1
kind: BuildConfig
metadata:
  name: custom-jenkins-build
spec:
  source:                       1
    git:
      uri: https://github.com/custom/repository
    type: Git
  strategy:                     2
    sourceStrategy:
      from:
        kind: ImageStreamTag
        name: jenkins:2
        namespace: openshift
    type: Source
  output:                       3
    to:
      kind: ImageStreamTag
      name: custom-jenkins:latest

1
source パラメーターは、上記のレイアウトでソースの Git リポジトリーを定義します。
2
strategy パラメーターは、ビルドのソースイメージとして使用するための元の Jenkins イメージを定義します。
3
output パラメーターは、結果として生成される、カスタマイズした Jenkins イメージを定義します。これは、公式の Jenkins イメージの代わりに、デプロイメント設定で使用できます。
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