第15章 AWS Outposts のリモートワーカーを使用して AWS にクラスターをインストールする
OpenShift Container Platform バージョン 4.14 では、AWS Outposts で実行されているリモートワーカーを使用して、Amazon Web Services (AWS) にクラスターをインストールできます。これは、デフォルトの AWS インストールをカスタマイズし、いくつかの手動による手順を実行することで実現できます。
AWS Outposts 上のリモートワーカーを使用して AWS にクラスターをインストールする機能は、テクノロジープレビューとしてのみ使用できます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品サポートのサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではない場合があります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
AWS Outposts の詳細については、AWS Outposts のドキュメント を参照してください。
AWS Outposts にリモートワーカーを使用してラスターをインストールするには、すべてのワーカーインスタンスを同じ Outpost インスタンス内に配置する必要があり、AWS リージョンに配置することはできません。クラスターが AWS Outposts と AWS リージョンの両方にインスタンスを持つことはできません。さらに、コントロールプレーンノードはスケジュール対象にすることはできません。
15.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
- クラスターをホストするために AWS アカウントを設定 している。
- 使用する AWS Outpost インスタンスでサポートされているインスタンスタイプを理解している。これは get-outpost-instance-types AWS CLI コマンド で検証できます
OutpostArn や AvailabilityZone などの AWS Outpost インスタンスの詳細に精通している。これは list-outposts AWS CLI コマンド で検証できます
重要クラスターは提供された AWS 認証情報を使用してライフサイクル全体で AWS リソースを作成するため、認証情報はキーベースで長期間有効である必要があります。そのため、コンピューターに AWS プロファイルが保存されている場合、多要素認証デバイスの使用中に生成された一時的なセッショントークンを使用してはなりません。適切なキーの生成の詳細については、AWS ドキュメントの IAM ユーザーのアクセスキーの管理 を参照してください。インストールプログラムを実行するときにキーを指定できます。
- Amazon Web Services (AWS) の既存の Amazon Virtual Private Cloud (VPC) にアクセスできます。詳細については、「カスタム VPC の使用について」のセクションを参照してください。
- ファイアウォールが使用されている場合は、クラスターがアクセスを必要とする サイトを許可するように設定 されました。