第13章 サポート
13.1. サポートの概要
以下のツールを使用して、環境に関するデータを収集し、クラスターと仮想マシン (VM) の状態を監視し、OpenShift 仮想化リソースのトラブルシューティングを行うことができます。
13.1.1. Web コンソール
OpenShift Container Platform Web コンソールには、クラスターと OpenShift Virtualization コンポーネントおよびリソースのリソース使用量、アラート、イベント、および傾向が表示されます。
ページ | 説明 |
---|---|
Overview ページ | クラスターの詳細、ステータス、アラート、インベントリー、およびリソースの使用状況 |
Virtualization | OpenShift 仮想化のリソース、使用状況、アラート、およびステータス |
Virtualization | CPU、メモリー、およびストレージの上位コンシューマー |
Virtualization | ライブマイグレーションの進捗 |
VirtualMachines | VM リソースの使用状況、ストレージ、ネットワーク、および移行 |
VirtualMachines | VM イベントリスト |
VirtualMachines | 仮想マシンのステータス条件とボリュームスナップショットのステータス |
13.1.2. Red Hat サポート用のデータ収集
Red Hat サポートに サポートケース を送信する場合、デバッグ情報を提供すると役立ちます。次の手順を実行して、デバッグ情報を収集できます。
- 環境に関するデータの収集
-
Prometheus および Alertmanager を設定し、OpenShift Container Platform および OpenShift Virtualization の
must-gather
データを収集します。 - VM に関するデータの収集
-
must-gather
データとメモリーダンプを VM から収集します。
- OpenShift 仮想化のための
must-gather
ツール -
must-gather
ツールを設定および使用します。
13.1.3. トラブルシューティング
OpenShift Virtualization コンポーネントと VM のトラブルシューティングを行い、Web コンソールでアラートをトリガーする問題を解決します。
- イベント
- VM、namespace、およびリソースの重要なライフサイクル情報を表示します。
- ログ
- OpenShift Virtualization コンポーネントおよび VM のログを表示および設定します。
- データボリュームのトラブルシューティング
- 条件とイベントを分析して、データボリュームのトラブルシューティングを行います。