8.3. Web 端末の使用
Web コンソールで組み込みコマンドラインターミナルインスタンスを起動できます。この端末のインスタンスは、oc
、kubectl
、odo
、kn
、tkn
、helm
、subctl
など、クラスターと対話するための一般的な CLI ツールと共に事前にインストールされます。また、これには作業しているプロジェクトのコンテキストが含まれ、ユーザーの認証情報を使用してユーザーのログインを自動的に行います。
8.3.1. Web 端末へのアクセス
Web Terminal Operator をインストールすると、Web 端末にアクセスできます。Web 端末を初期化した後に、Web 端末で oc
、kubectl
、odo
、kn
、tkn
、helm
、subctl
などの事前インストールされた CLI ツールを使用できます。ターミナルで実行したコマンドのリストからコマンドを選択して、コマンドを再実行することができます。これらのコマンドは、複数のターミナルセッション間で保持されます。Web 端末を閉じるまで、またはブラウザーウィンドウかタブを閉じるまで、Web 端末は表示されたままになります。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターにアクセスでき、Web コンソールにログインしている。
- Web Terminal Operator がクラスターにインストールされている。
手順
- Web 端末を起動するには、コンソールのマストヘッドにあるコマンドラインターミナルアイコン ( ) をクリックします。Web 端末インスタンスが、Command line terminal ペインに表示されます。このインスタンスは、お使いの認証情報を使用して自動的にログインします。
現在のセッションでプロジェクトが選択されていない場合は、
DevWorkspace
CR を作成する必要があるプロジェクトを Project ドロップダウンリストから選択します。デフォルトでは、現在のプロジェクトが選択されます。注記-
1 つの
DevWorkspace
CR は、1 ユーザーの Web 端末を定義します。この CR には、ユーザーの Web 端末ステータスおよびコンテナーイメージコンポーネントに関する詳細が含まれています。 -
DevWorkspace
CR は存在しない場合にのみ作成されます。 -
openshift-terminal
プロジェクトは、クラスター管理者に使用されるデフォルトのプロジェクトです。別のプロジェクトを選択するオプションはありません。Web Terminal Operator は、DevWorkspace Operator を依存関係としてインストールします。
-
1 つの
オプション: 現在のセッションの Web 端末タイムアウトを設定します。
- Timeout をクリックします。
- 表示されるフィールドにタイムアウト値を入力します。
- ドロップダウンリストから、タイムアウト間隔を Seconds、Minutes、Hour、または Milli Seconds から選択します。
オプション: Web 端末で使用するカスタムイメージを選択します。
- イメージをクリックします。
- 表示されるフィールドに、使用するイメージの URL を入力します。
- Start をクリックし、選択したプロジェクトを使用して Web 端末を初期化します。
- + をクリックして、コンソールの Web 端末で複数のタブを開きます。