1.5. 非推奨の機能と削除された機能


以前のリリースで利用可能であった一部の機能が非推奨になるか、削除されました。

非推奨の機能は依然として OpenShift Container Platform に含まれており、引き続きサポートされますが、この製品の今後のリリースで削除されるため、新規デプロイメントでの使用は推奨されません。OpenShift Container Platform 4.14 内で非推奨および削除された主な機能の最新のリストについては、以下の表を参照してください。非推奨となり、削除された機能の詳細は、表の後に記載されています。

次の表では、機能は次のステータスでマークされています。

  • 一般提供
  • 非推奨
  • 削除済み

Operator のライフサイクルと開発の非推奨機能と削除された機能

表1.6 Operator のライフサイクルと開発の非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

Operator カタログの SQLite データベース形式

非推奨

非推奨

非推奨

Operators.openshift.io/infrastructor-features アノテーション

一般提供

一般提供

非推奨

イメージの非推奨および削除された機能

表1.7 イメージは廃止され、トラッカーが削除されました
機能4.124.134.14

Cluster Samples Operator の ImageChangesInProgress 状態

非推奨

非推奨

非推奨

Cluster Samples Operator の MigrationInProgress 状態

非推奨

非推奨

非推奨

インストールの非推奨および削除された機能

表1.8 インストールの非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

oc adm release extract--cloud パラメーター

一般提供

一般提供

非推奨

cluster.local ドメインの CoreDNS ワイルドカードクエリー

非推奨

削除済み

削除済み

RHOSP の compute.platform.openstack.rootVolume.type

一般提供

一般提供

非推奨

RHOSP の controlPlane.platform.openstack.rootVolume.type

一般提供

一般提供

非推奨

installer-provisioned infrastructure クラスターにおける install-config.yaml ファイル内の ingressVIP および apiVIP 設定

非推奨

非推奨

非推奨

Google Cloud Provider の platform.gcp.licenses

非推奨

非推奨

削除済み

VMware ESXi 7.0 Update 1 以前

一般提供

削除済み [1]

削除済み

vSphere 7.0 Update 1 以前

非推奨

削除済み [1]

削除済み

  1. OpenShift Container Platform 4.14 の場合、使用するコンポーネントの要件を満たす VMware vSphere バージョン 8.0 を含む VMware vSphere バージョン 7.0 Update 2 以降のインスタンスに OpenShift Container Platform クラスターをインストールする必要があります。

ストレージの非推奨機能と削除された機能

表1.9 ストレージの非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

FlexVolume を使用した永続ストレージ

非推奨

非推奨

非推奨

非推奨化および削除されたアプリケーションビルド機能

表1.10 非推奨化および削除された Service Binding Operato のトラッカー
機能4.124.134.14

Service Binding Operator

一般提供

非推奨

非推奨

マルチアーキテクチャーの非推奨および削除された機能

表1.11 マルチアーキテクチャーの非推奨および削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

IBM Power8 の全モデル (ppc64le)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM Power® AC922 (ppc64le)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM Power® IC922 (ppc64le)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM Power® LC922 (ppc64le)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM z13 全モデル (s390x)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM® LinuxONE Emperor (s390x)

非推奨

削除済み

削除済み

IBM® LinuxONE Rockhopper (s390x)

非推奨

削除済み

削除済み

AMD64 (x86_64) v1 CPU

非推奨

削除済み

削除済み

ネットワークの非推奨機能と削除された機能

表1.12 ネットワークの非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

RHOSP 上の Kuryr

非推奨

非推奨

非推奨

OpenShift SDN ネットワークプラグイン

一般提供

一般提供

非推奨

ノードの非推奨機能と削除された機能

表1.13 ノードの非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

ImageContentSourcePolicy (ICSP) オブジェクト

一般提供

非推奨

非推奨

Kubernetes トポロジーラベル failure-domain.beta.kubernetes.io/zone

一般提供

非推奨

非推奨

Kubernetes トポロジーラベル Failure-domain.beta.kubernetes.io/region

一般提供

非推奨

非推奨

OpenShift CLI (oc) の非推奨および削除された機能

機能4.124.134.14

oc-mirror--include-local-oci-catalogs パラメーター

利用不可

一般提供

削除済み

oc-mirror--use-oci-feature パラメーター

一般提供

非推奨

削除済み

ワークロードの非推奨機能と削除された機能

表1.14 ワークロードの非推奨トラッカーと削除されたトラッカー
機能4.124.134.14

DeploymentConfig オブジェクト

一般提供

一般提供

非推奨

1.5.1. 非推奨の機能

1.5.1.1. OpenShift SDN ネットワークプラグインの非推奨化

OpenShift SDN CNI は、OpenShift Container Platform 4.14 以降非推奨になりました。OpenShift Container Platform の次のマイナーリリースでは、ネットワークプラグインは現時点では新規インストールのオプションにはならない予定です。今後のリリースでは、OpenShift SDN ネットワークプラグインは削除され、サポートされなくなる予定です。Red Hat は、この機能が削除されるまでバグ修正とサポートを提供しますが、この機能は機能拡張の対象外となります。OpenShift SDN CNI の代わりに、OVN Kubernetes CNI を使用できます。

1.5.1.2. Service Binding Operator

Service Binding Operator は非推奨となり、OpenShift Container Platform 4.16 リリースで削除されます。Red Hat は、現行リリースのライフサイクル中はこのコンポーネントの重大なバグ修正とサポートを提供しますが、今後このコンポーネントに対する機能強化は行われません。

1.5.1.3. DeploymentConfig リソースが非推奨に

OpenShift Container Platform 4.14 以降、DeploymentConfig オブジェクトは非推奨になりました。DeploymentConfig オブジェクトは引き続きサポートされていますが、新規インストールには推奨されません。セキュリティー関連の重大な問題のみが修正されます。

代わりに、Deployment オブジェクトまたは別の代替手段を使用して、Pod の宣言的更新を提供します。

1.5.1.4. GitOps ZTP で使用される Operator 固有の CatalogSource CR は非推奨に

OpenShift Container Platform 4.14 以降で、Topology Aware Lifecycle Manager (TALM) を使用して Operator を更新する場合は、DefaultCatSrc.yaml CatalogSource CR のみを使用する必要があります。他のすべての CatalogSource CR は非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。Red Hat は、現在のリリースのライフサイクル中にこの機能のバグ修正とサポートを提供しますが、この機能は今後、機能拡張を受け取らず、削除されます。DefaultCatSrc CR の詳細は、Operator 更新の実行 を参照してください。

1.5.1.5. oc adm release extract コマンドの --cloud パラメーター

OpenShift Container Platform 4.14 以降、oc adm release extract コマンドの --cloud パラメーターは非推奨になりました。--included パラメーターと --install-config パラメーターの導入により、--cloud パラメーターは不要になります。

詳細は、手動管理のクラウド認証情報を使用したクラスターの簡素化されたインストールと更新 を参照してください。

1.5.1.6. OpenShift Container Platform のホストプラットフォームとしての Red Hat Virtualization (RHV)

OpenShift Container Platform のホストプラットフォームとしての Red Hat Virtualization (RHV) は非推奨となり、サポートされなくなりました。このプラットフォームは、今後の OpenShift Container Platform リリースでは、OpenShift Container Platform から削除される予定です。

1.5.1.7. REGISTRY_AUTH_PREFERENCE 環境変数の使用が非推奨になる

REGISTRY_AUTH_PREFERENCE 環境変数を使用して、OpenShift CLI (oc) コマンドのレジストリー認証情報を取得するための優先場所を指定することは、非推奨になりました。

OpenShift CLI (oc) コマンドは、デフォルトで最初に Podman 設定の場所から認証情報を取得するようになりましたが、非推奨の Docker 設定ファイルの場所を確認するようにフォールバックします。

1.5.1.8. operators.openshift.io/infrastructure-features アノテーション

OpenShift Container Platform 4.14 以降、operators.openshift.io/infrastructure-features のアノテーションのグループが、features.operators.openshift.io namespace のアノテーションのグループによって非推奨となりました。

注記

現在、Web コンソールは引き続き、以前のアノテーションに基づいた表示とフィルタリングをサポートしています。ただし、これらは非推奨であり、このサポートは今後の OpenShift Container Platform リリースで Web コンソールから削除されるため、新しいアノテーション形式への移行が推奨されます。

アノテーションの以前のグループについては 非推奨のインフラストラクチャー機能のアノテーション を、最新のグループについては インフラストラクチャー機能のアノテーション を参照してください。

1.5.2. 削除された機能

1.5.2.1. Kubernetes 1.27 からベータ API が削除される

Kubernetes 1.27 では次の非推奨の API が削除されたため、適切な API バージョンを使用するにはマニフェストと API クライアントを移行する必要があります。削除された API の移行について、詳細は Kubernetes documentation を参照してください。

表1.15 Kubernetes 1.27 から削除された API
リソース削除された API移行先

CSIStorageCapacity

storage.k8s.io/v1beta1

storage.k8s.io/v1

1.5.2.2. LatencySensitive 機能セットのサポートが削除される

OpenShift Container Platform 4.14 以降、LatencySensitive 機能セットのサポートは削除されました。

1.5.2.3. oc レジストリーログインでは、認証情報が Docker 設定ファイルの場所に保存されなくなる

OpenShift Container Platform 4.14 以降、oc registry login コマンドは、~/.docker/config.json などの Docker ファイルの場所にレジストリー認証情報を保管しなくなりました。oc registry login コマンドは、${XDG_RUNTIME_DIR}/containers/auth.json などの Podman 設定ファイルの場所に認証情報を保存するようになりました。

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