第5章 ネットワークをカスタマイズして Alibaba Cloud にクラスターをインストールする
OpenShift Container Platform 4.14 では、カスタマイズされたネットワーク設定オプションを使用して、Alibaba Cloud にクラスターをインストールできます。ネットワーク設定をカスタマイズすることにより、クラスターは環境内の既存の IP アドレスの割り当てと共存でき、既存の MTU および VXLAN 設定と統合できます。
大半のネットワーク設定パラメーターはインストール時に設定する必要があり、実行中のクラスターで変更できるのは kubeProxy
設定パラメーターのみになります。
OpenShift Container Platform 上の Alibaba Cloud は、テクノロジープレビュー機能としてのみ利用できます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
5.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
- ドメインを登録 している。
- ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
-
ご使用の環境でクラウド Resource Access Management (RAM) API にアクセスできない場合、または管理者レベルのクレデンシャルシークレットを
kube-system
namespace に保存したくない場合は、Resource Access Management (RAM) 認証情報を手動で作成および維持 することができます。