第1章 専用のハードウェアおよびドライバーの有効化


Driver Toolkit (DTK) は、OpenShift Container Platform ペイロードのコンテナーイメージであり、ドライバーコンテナーを構築するベースイメージとして使用することが目的です。Driver Toolkit イメージには、カーネルモジュールをビルドまたはインストールするための依存関係として一般的に必要なカーネルパッケージと、ドライバーコンテナーに必要ないくつかのツールが含まれています。これらのパッケージのバージョンは、対応する OpenShift Container Platform リリースの RHCOS ノードで実行されているカーネルのバージョンと一致します。

ドライバーコンテナーは、コンテナーオペレーティングシステム (Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS)) でツリー外のカーネルモジュールとドライバーをビルドおよびデプロイメントするために使用されるコンテナーイメージです。カーネルモジュールおよびドライバーは、レベルの高い権限で、オペレーティングシステムカーネル内で実行されるソフトウェアライブラリーです。また、カーネル機能の拡張や、新しいデバイスの制御に必要なハードウェア固有のコードを提供します。例としては、field-programmable gate arrays (FPGA) や graphics processing units (GPU) などのハードウェアデバイスや、ソフトウェア定義のストレージソリューションなどがあります。これらはすべて、クライアントマシンでカーネルモジュールを必要とします。ドライバーコンテナーは、OpenShift Container Platform デプロイメントでこれらのテクノロジーを有効にするために使用されるソフトウェアスタックの最初の階層です。

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