14.2. 低レイテンシーおよびリアルタイムアプリケーションを実現するハイパースレッディングについて
ハイパースレッディングは、物理 CPU プロセッサーコアを 2 つの論理コアとして機能させ、2 つの独立したスレッドを同時に実行できるようにする Intel プロセッサーテクノロジーです。ハイパースレッディングにより、並列処理が有効な特定のワークロードタイプでシステムスループットが向上します。デフォルトの OpenShift Container Platform 設定では、ハイパースレッディングが有効になっていることが想定されています。
通信アプリケーションの場合、レイテンシーを可能な限り最小限に抑えるようにアプリケーションインフラストラクチャーを設計することが重要です。ハイパースレッディングは、パフォーマンス時間を低下させ、低レイテンシーを必要とする計算集約型ワークロードのスループットに悪影響を及ぼす可能性があります。ハイパースレッディングを無効にすると、予測可能なパフォーマンスが確保され、これらのワークロードの処理時間が短縮されます。
ハイパースレッディングの実装と設定は、OpenShift Container Platform を実行しているハードウェアによって異なります。当該ハードウェアに固有のハイパースレッディング実装の詳細は、関連するホストハードウェアチューニング情報を参照してください。ハイパースレッディングを無効にすると、クラスターのコアあたりのコストが増加する可能性があります。
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