8.5. Web 端末のアンインストール


Web Terminal Operator をアンインストールしても、Operator のインストール時に作成されるカスタムリソース定義 (CRD) または管理リソースは削除されません。セキュリティー上の理由から、これらのコンポーネントは手動でアンインストールする必要があります。これらのコンポーネントを削除すると、Operator をアンインストールしても端末はアイドル状態にならないため、クラスターリソースが保存されます。

Web 端末のアンインストールは 2 つの手順で実行されます。

  1. Operator のインストール時に追加された Web 端末 Operator および関連するカスタムリソース (CR) をアンインストールします。
  2. Web 端末 Operator の依存関係として追加された DevWorkspace Operator とそれに関連するカスタムリソースをアンインストールします。

8.5.1. Web Terminal Operator の削除

Web 端末をアンインストールするには、Operator が使用する Web Terminal Operator とカスタムリソースを削除します。

前提条件

  • クラスター管理者のパーミッションを持つ OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
  • oc CLI がインストールされている。

手順

  1. Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators Installed Operators に移動します。
  2. フィルターリストをスクロールするか、Filter by name ボックスにキーワードを入力して Web Terminal Operator を見つけます。
  3. Web Terminal Operator の Options メニュー kebab をクリックし、Uninstall Operator を選択します。
  4. Uninstall Operator 確認ダイアログボックスで、Uninstall をクリックし、Operator、Operator デプロイメント、および Pod をクラスターから削除します。この Operator は実行を停止し、更新を受信しなくなります。

8.5.2. DevWorkspace Operator の削除

Web 端末を完全にアンインストールするには、Operator が使用する DevWorkspace Operator とカスタムリソースも削除する必要があります。

重要

DevWorkspace Operator はスタンドアロン Operator であり、クラスターにインストールされている他の Operator の依存関係として必要になる場合があります。DevWorkspace Operator が不要であることが確実な場合にのみ、以下の手順を実行してください。

前提条件

  • クラスター管理者のパーミッションを持つ OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
  • oc CLI がインストールされている。

手順

  1. Operator が使用する DevWorkspace カスタムリソースと関連する Kubernetes オブジェクトを削除します。

    $ oc delete devworkspaces.workspace.devfile.io --all-namespaces --all --wait
    $ oc delete devworkspaceroutings.controller.devfile.io --all-namespaces --all --wait
    警告

    この手順が完了していない場合、ファイナライザーにより Operator を完全にアンインストールすることが困難になります。

  2. Operator によって使用される CRD を削除します。

    警告

    DevWorkspace Operator は、変換 Webhook を使用するカスタムリソース定義 (CRD) を提供します。これらの CRD の削除に失敗すると、クラスターで問題が発生する可能性があります。

    $ oc delete customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io devworkspaceroutings.controller.devfile.io
    $ oc delete customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io devworkspaces.workspace.devfile.io
    $ oc delete customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io devworkspacetemplates.workspace.devfile.io
    $ oc delete customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io devworkspaceoperatorconfigs.controller.devfile.io
  3. 関連するすべてのカスタムリソース定義が削除されていることを確認します。以下のコマンドを実行しても何も出力されないはずです。

    $ oc get customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io | grep "devfile.io"
  4. devworkspace-webhook-server デプロイメント、変更用および検証用の Webhook を削除します。

    $ oc delete deployment/devworkspace-webhook-server -n openshift-operators
    $ oc delete mutatingwebhookconfigurations controller.devfile.io
    $ oc delete validatingwebhookconfigurations controller.devfile.io
    注記

    変更用および検証用の Webhook を削除せずに devworkspace-webhook-server デプロイメントを削除した場合、oc exec コマンドを使用してクラスターのコンテナーでコマンドを実行できません。Webhook を削除したら、oc exec コマンドを再度使用できます。

  5. 残りのサービス、シークレット、および設定マップを削除します。インストールによっては、以下のコマンドに含まれる一部のリソースがクラスターに存在しない場合があります。

    $ oc delete all --selector app.kubernetes.io/part-of=devworkspace-operator,app.kubernetes.io/name=devworkspace-webhook-server -n openshift-operators
    $ oc delete serviceaccounts devworkspace-webhook-server -n openshift-operators
    $ oc delete clusterrole devworkspace-webhook-server
    $ oc delete clusterrolebinding devworkspace-webhook-server
  6. DevWorkspace Operator をアンインストールします。

    1. Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators Installed Operators に移動します。
    2. フィルターリストをスクロールするか、Filter by name ボックスにキーワードを入力して DevWorkspace Operator を見つけます。
    3. Operator のオプションメニュー kebab をクリックし、Uninstall Operator を選択します。
    4. Uninstall Operator 確認ダイアログボックスで、Uninstall をクリックし、Operator、Operator デプロイメント、および Pod をクラスターから削除します。この Operator は実行を停止し、更新を受信しなくなります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.