14.5. イメージの自動プルーニング
経過時間、ステータス、または制限の超過によりシステムで不要になった OpenShift イメージレジストリーのイメージは、自動的にプルーニングされます。クラスター管理者は、Pruning Custom Resource を設定したり、これを保留にしたりすることができます。
前提条件
- クラスター管理者権限を持つアカウントを使用して、OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
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ocCLI がインストールされている。 
手順
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imagepruners.imageregistry.operator.openshift.io/clusterという名前のオブジェクトに以下のspecおよびstatusフィールドが含まれることを確認します。 
- 1
 schedule:CronJob形式のスケジュールこれはオプションのフィールドで、デフォルトは daily で午前 0 時でに設定されます。- 2
 suspend:trueに設定されている場合、プルーニングを実行しているCronJobは中断されます。これはオプションのフィールドで、デフォルトはfalseです。新規クラスターの初期値はfalseです。- 3
 keepTagRevisions: 保持するタグ別のリビジョン数です。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。- 4
 keepYoungerThanDuration: 指定の期間よりも後に作成されたイメージを保持します。これはオプションのフィールドです。値の指定がない場合は、keepYoungerThanまたはデフォルト値60m(60 分) のいずれかが使用されます。- 5
 keepYoungerThan: 非推奨。keepYoungerThanDurationと同じですが、期間は整数 (ナノ秒単位) で指定されます。これはオプションのフィールドです。keepYoungerThanDurationを設定すると、このフィールドは無視されます。- 6
 resources: 標準の Pod リソースの要求および制限です。これはオプションのフィールドです。- 7
 affinity: 標準の Pod のアフィニティーです。これはオプションのフィールドです。- 8
 nodeSelector: 標準の Pod ノードセレクターです。これはオプションのフィールドです。- 9
 tolerations: 標準の Pod の容認です。これはオプションのフィールドです。- 10
 successfulJobsHistoryLimit: 保持する成功したジョブの最大数です。メトリックがレポートされるようにするには>= 1にする必要があります。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。- 11
 failedJobsHistoryLimit: 保持する失敗したジョブの最大数です。メトリックがレポートされるようにするには>= 1にする必要があります。これはオプションのフィールドで、デフォルトは3です。初期値は3です。- 12
 observedGeneration: Operator によって観察される生成です。- 13
 conditions: 以下のタイプの標準条件オブジェクトです。- 
								
Available: プルーニングジョブが作成されているかどうかを示します。理由には Ready または Error のいずれかを使用できます。 - 
								
Scheduled: 次のプルーニングジョブがスケジュールされているかどうかを示します。理由には、Scheduled、Suspended、または Error を使用できます。 - 
								
Failed: 最新のプルーニングジョブが失敗したかどうかを示します。 
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重要
					プルーナーを管理するためのイメージレジストリー Operator の動作は、イメージレジストリー Operator の ClusterOperator オブジェクトで指定される managementState とは独立しています。イメージレジストリー Operator が Managed 状態ではない場合、イメージプルーナーは Pruning Custom Resource によって設定され、管理できます。
				
					ただし、イメージレジストリー Operator の managementState は、デプロイされたイメージプルーナージョブの動作を変更します。
				
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Managed: イメージプルーナーの--prune-registryフラグはtrueに設定されます。 - 
							
Removed: イメージプルーナーの--prune-registryフラグはfalseに設定されます。つまり、etcd のイメージメタデータのみプルーニングされます。