第13章 AWS Local Zones 上のワーカーノードを使用して AWS にクラスターをインストールする
install-config.yaml
ファイルのエッジコンピュートプールにゾーン名を設定することで、Amazon Web Services (AWS) Local Zone に OpenShift Container Platform クラスターをすばやくインストールするか、Local Zone のサブネットをリストする既存の VPC にクラスターをインストールできます。
AWS Local Zones は、クラウドリソースをメトロポリタンリージョンの近くに配置するインフラストラクチャーの一種です。詳細は、AWS Local Zones Documentation を参照してください。
インストーラによってプロビジョニングされたインフラストラクチャーのインストールを実行する手順は、例としてのみ提供されています。既存の VPC にクラスターをインストールするには、クラウドプロバイダーと OpenShift Container Platform のインストールプロセスに関する知識が必要です。CloudFormation テンプレートを使用すると、これらの手順の完了を支援したり、独自のクラスターのインストールをモデル化したりできます。CloudFormation テンプレートを使用してリソースを作成する代わりに、これらのリソースを生成するために他の方法を使用することを決定できます。
13.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
クラスターをホストするために AWS アカウントを設定 している。
重要AWS プロファイルがご使用のコンピューターに保存されている場合、マルチファクター認証デバイスを使用中に生成した一時的なセッショントークンを使用することはできません。クラスターは継続的に現行の AWS 認証情報を使用して、クラスターの有効期間全体にわたって AWS リソースを作成するため、キーをベースとした有効期間の長い認証情報を使用する必要があります。適切なキーを生成するには、AWS ドキュメントの Managing Access Keys for IAM Users を参照してください。キーは、インストールプログラムの実行時に指定できます。
- ネットワークリソースを作成するために、リージョンとサポートされている AWS ローカルゾーンの場所 を書き留めている。
- 各 AWS Local Zones の場所の 機能 を読了している。
- AWS CLI をダウンロードし、これをコンピューターにインストールしている。AWS ドキュメントの Install the AWS CLI Using the Bundled Installer (Linux, macOS, or UNIX) を参照してください。
ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
注記プロキシーを設定する場合は、このサイト一覧も確認してください。
クラスターを作成するユーザーに、
ec2:ModifyAvailabilityZoneGroup
を使用してローカルゾーングループを変更する権限を追加します。以下に例を示します。ユーザーまたはロールにアタッチする寛容な IAM ポリシーの例
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Action": [ "ec2:ModifyAvailabilityZoneGroup" ], "Effect": "Allow", "Resource": "*" } ] }