1.3. Assisted Installer を使用して OCI 互換の検出 ISO イメージを生成する
検出 ISO イメージを生成し、そのイメージを Oracle® Cloud Infrastructure (OCI) にアップロードすると、エージェントによりハードウェアとネットワークの検証チェックを実行してから、OpenShift Container Platform クラスターを OCI にインストールできます。
OCI Web コンソールから、次のリソースを作成する必要があります。
- OCI リソースをより適切に整理し、アクセスを制限し、使用制限を設定するためのコンパートメント。
- 検出 ISO イメージを安全かつ確実に保存するためのオブジェクトストレージバケット。後の段階でインスタンスを起動するためにイメージにアクセスして、クラスターを作成できます。
前提条件
- OCI 上に子コンパートメントとオブジェクトストレージバケットを作成した。Oracle ドキュメントの Provisioning Cloud Infrastructure (OCI Console) を参照してください。
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新プロセスの詳細を確認している。
- ファイアウォールを使用しており、Telemetry サービスを使用する予定の場合は、OpenShift Container Platform が必要なサイトにアクセスできるようにファイアウォールを設定しておく必要があります。
- 仮想マシン (VM) を作成する前に、クラウドインスタンスタイプ (Red Hat Ecosystem Catalog ポータル) を参照して、サポートされている OCI 仮想マシンシェイプを特定してください。
手順
Hybrid Cloud Console の Install OpenShift with the Assisted Installer ページから、Assisted Installer の必要な手順をすべて完了して検出 ISO イメージを生成します。
Cluster Details ステップで、次のフィールドに値を入力します。
フィールド 必要な操作 Cluster name
クラスターの名前 (
ocidemo
など) を指定します。Base domain
クラスターのベースドメイン
(splat-oci.devcluster.openshift.com
など) を指定します。以前に OCI でコンパートメントを作成している場合は、DNS managementZones List scope に移動し、親コンパートメントを選択することで、この情報を取得できます。ベースドメインが Public zones タブに表示されます。 OpenShift version
OpenShift 4.15
以降のバージョンを指定します。CPU architecture
x86_64
またはArm64
を指定します。Integrate with external partner platforms
Oracle Cloud Infrastructure
を指定します。この値を指定すると、デフォルトで Include custom manifests チェックボックスが選択されます。
- Operators ページで、Next をクリックします。
- Host Discovery ページで、Add hosts をクリックします。
SSH public key フィールドに、ローカルシステムから SSH キーを追加します。
ヒントssh-keygen
ツールを使用して、SSH 認証キーペアを作成できます。- Generate Discovery ISO をクリックして、検出 ISO イメージファイルを生成します。
- ローカルシステムにファイルをダウンロードします。
検出 ISO イメージを OCI バケットにアップロードします。Uploading an Object Storage Object to a Bucket (Oracle ドキュメント) を参照してください。
- アップロードされた検出 ISO イメージに対して、事前認証されたリクエストを作成する必要があります。後で OCI スタックを作成するときに URL を指定する必要があるため、事前認証されたリクエストの URL を必ずメモしておいてください。
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