10.4. Red Hat Satellite サブスクリプションを使用したビルドの実行


10.4.1. Red Hat Satellite 設定のビルドへの追加

Red Hat Satellite を使用してコンテンツをインストールするビルドは、Satellite リポジトリーからコンテンツを取得するための適切な設定を提供する必要があります。

前提条件

  • Satellite インスタンスからコンテンツをダウンロードするために、yum 互換リポジトリー設定ファイルを提供するか、これを作成する必要があります。

    サンプルリポジトリーの設定

    [test-<name>]
    name=test-<number>
    baseurl = https://satellite.../content/dist/rhel/server/7/7Server/x86_64/os
    enabled=1
    gpgcheck=0
    sslverify=0
    sslclientkey = /etc/pki/entitlement/...-key.pem
    sslclientcert = /etc/pki/entitlement/....pem

手順

  1. Satellite リポジトリーの設定ファイルを含む ConfigMap を作成します。

    $ oc create configmap yum-repos-d --from-file /path/to/satellite.repo
  2. Satellite リポジトリー設定およびエンタイトルメントキーをビルドボリュームとして追加します。

    strategy:
      dockerStrategy:
        from:
          kind: ImageStreamTag
          name: ubi9:latest
        volumes:
        - name: yum-repos-d
          mounts:
          - destinationPath: /etc/yum.repos.d
          source:
            type: ConfigMap
            configMap:
              name: yum-repos-d
        - name: etc-pki-entitlement
          mounts:
          - destinationPath: /etc/pki/entitlement
          source:
            type: Secret
            secret:
              secretName: etc-pki-entitlement

10.4.2. Red Hat Satellite サブスクリプションを使用した Docker ビルド

Docker ストラテジービルドは、Red Hat Satellite リポジトリーを使用してサブスクリプションコンテンツをインストールできます。

前提条件

  • エンタイトルメントキーと Satellite リポジトリー設定がビルドボリュームとして追加しておく。

手順

以下のサンプル Dockerfile を使用して、Satellite を使用してコンテンツをインストールします。

FROM registry.redhat.io/ubi9/ubi:latest
RUN rm -rf /etc/rhsm-host 1
RUN yum --enablerepo=codeready-builder-for-rhel-9-x86_64-rpms install \ 2
    nss_wrapper \
    uid_wrapper -y && \
    yum clean all -y
RUN ln -s /run/secrets/rhsm /etc/rhsm-host 3
1
yum または dnf コマンドを実行する前に、/etc/rhsm-host ディレクトリーとそのすべての内容を削除するコマンドを Dockerfile に含める必要があります。
2
ビルドのインストール済みパッケージの正しいリポジトリーを見つけるには、Satellite システム管理者に問い合わせてください。
3
イメージと他の Red Hat コンテナーイメージとの互換性を維持するために、/etc/rhsm-host のシンボリックリンクを復元する必要があります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.