31.2. Kuryr SDN を使用した Octavia OVN ロードバランサープロバイダードライバーの使用


重要

Kuryr は非推奨の機能です。非推奨の機能は依然として OpenShift Container Platform に含まれており、引き続きサポートされますが、本製品の今後のリリースで削除されるため、新規デプロイメントでの使用は推奨されません。

OpenShift Container Platform で非推奨となったか、削除された主な機能の最新の一覧は、OpenShift Container Platform リリースノートの 非推奨および削除された機能セクションを参照してください。

OpenShift Container Platform クラスターが Kuryr を使用し、これが後に RHOSP 16 にアップグレードされた Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 13 クラウドにインストールされている場合、これを Octavia OVN プロバイダードライバーを使用するように設定できます。

重要

Kuryr はプロバイダードライバーの変更後に既存のロードバランサーを置き換えます。このプロセスにより、ダウンタイムが生じます。

前提条件

  • RHOSP CLI の openstack をインストールします。
  • OpenShift Container Platform CLI の oc をインストールします。
  • RHOSP の Octavia OVN ドライバーが有効になっていることを確認している。

    ヒント

    利用可能な Octavia ドライバーのリストを表示するには、コマンドラインで openstack loadbalancer provider list を入力します。

    ovn ドライバーはコマンドの出力に表示されます。

手順

Octavia Amphora プロバイダードライバーから Octavia OVN に変更するには、以下を実行します。

  1. kuryr-config ConfigMap を開きます。コマンドラインで、以下を実行します。

    $ oc -n openshift-kuryr edit cm kuryr-config
  2. ConfigMap で、kuryr-octavia-provider: default が含まれる行を削除します。以下に例を示します。

    ...
    kind: ConfigMap
    metadata:
      annotations:
        networkoperator.openshift.io/kuryr-octavia-provider: default 1
    ...
    1
    この行を削除します。クラスターは、ovn を値としてこれを再生成します。

    Cluster Network Operator が変更を検出し、kuryr-controller および kuryr-cni Pod を再デプロイするのを待機します。このプロセスには数分の時間がかかる可能性があります。

  3. kuryr-config ConfigMap アノテーションで ovn をその値として表示されていることを確認します。コマンドラインで、以下を実行します。

    $ oc -n openshift-kuryr edit cm kuryr-config

    ovn プロバイダーの値は出力に表示されます。

    ...
    kind: ConfigMap
    metadata:
      annotations:
        networkoperator.openshift.io/kuryr-octavia-provider: ovn
    ...
  4. RHOSP がそのロードバランサーを再作成していることを確認します。

    1. コマンドラインで、以下を実行します。

      $ openstack loadbalancer list | grep amphora

      単一の Amphora ロードバランサーが表示されます。以下に例を示します。

      a4db683b-2b7b-4988-a582-c39daaad7981 | ostest-7mbj6-kuryr-api-loadbalancer  | 84c99c906edd475ba19478a9a6690efd | 172.30.0.1     | ACTIVE              | amphora
    2. 以下を入力して ovn ロードバランサーを検索します。

      $ openstack loadbalancer list | grep ovn

      ovn タイプの残りのロードバランサーが表示されます。以下に例を示します。

      2dffe783-98ae-4048-98d0-32aa684664cc | openshift-apiserver-operator/metrics | 84c99c906edd475ba19478a9a6690efd | 172.30.167.119 | ACTIVE              | ovn
      0b1b2193-251f-4243-af39-2f99b29d18c5 | openshift-etcd/etcd                  | 84c99c906edd475ba19478a9a6690efd | 172.30.143.226 | ACTIVE              | ovn
      f05b07fc-01b7-4673-bd4d-adaa4391458e | openshift-dns-operator/metrics       | 84c99c906edd475ba19478a9a6690efd | 172.30.152.27  | ACTIVE              | ovn
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