12.4. OpenShift Container Platform 用の PXE アセットの準備
Agent-based Installer を使用して OpenShift Container Platform クラスターを PXE ブートするために必要なアセットを作成するには、以下の手順を使用します。
これらの手順で作成したアセットは、単一ノードの OpenShift Container Platform インストールをデプロイします。これらの手順を基礎として使用し、要件に応じて設定を変更できます。
Agent-based Installer で使用できるその他の設定は、Agent-based Installer を使用した OpenShift Container Platform クラスターのインストール を参照してください。
12.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
12.4.2. Agent-based Installer のダウンロード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順を使用して、インストールに必要な Agent-based Installer と CLI をダウンロードします。
手順
- ログイン認証情報を使用して OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
- データセンター に移動します。
- Run Agent-based Installer locally をクリックします。
- OpenShift インストーラー と コマンドラインインターフェイス のオペレーティングシステムとアーキテクチャーを選択します。
- Download Installer をクリックして、インストールプログラムをダウンロードして展開します。
- Download pull secret または Copy pull secret をクリックして、プルシークレットをダウンロードまたはコピーします。
-
Download command-line tools をクリックし、
openshift-install
バイナリーをPATH
上のディレクトリーに配置します。
12.4.3. 優先設定入力の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順を使用して、PXE ファイルの作成に使用される優先設定入力を作成します。
手順
以下のコマンドを実行して
nmstate
の依存関係をインストールします。sudo dnf install /usr/bin/nmstatectl -y
$ sudo dnf install /usr/bin/nmstatectl -y
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
PATH にあるディレクトリーに
openshift-install
バイナリーを配置します。 次のコマンドを実行して、インストール設定を保存するディレクトリーを作成します。
mkdir ~/<directory_name>
$ mkdir ~/<directory_name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記これは、エージェントベースのインストールで推奨される方法です。GitOps ZTP マニフェストの使用はオプションです。
次のコマンドを実行して、
install-config.yaml
ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記プラットフォームを
vSphere
またはbaremetal
に設定すると、クラスターノードの IP アドレスエンドポイントを次の 3 つの方法で設定できます。- IPv4
- IPv6
- IPv4 と IPv6 の並列 (デュアルスタック)
IPv6 は、ベアメタルプラットフォームでのみサポートされます。
デュアルスタックネットワーキングの例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記非接続ミラーレジストリーを使用する場合は、作成済みのミラーレジストリー用の証明書ファイルを
install-config.yaml
ファイルのadditionalTrustBundle
フィールドに追加する必要があります。次のコマンドを実行して、
agent-config.yaml
ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- この IP アドレスは、ブートストラッププロセスを実行するノードや、
assisted-service
コンポーネントを実行するノードを判別するために使用されます。networkConfig
パラメーターで少なくとも 1 つのホストの IP アドレスを指定しない場合は、ランデブー IP アドレスを指定する必要があります。このアドレスが指定されていない場合、指定されたホストのnetworkConfig
から 1 つの IP アドレスが選択されます。 - 2
- オプション: ホスト設定。定義されたホストの数は、
install-config.yaml
ファイルで定義されたホストの総数 (compute.replicas
およびcontrolPlane.replicas
パラメーターの値の合計) を超えてはなりません。 - 3
- オプション: 動的ホスト設定プロトコル (DHCP) または逆引き DNS ルックアップから取得したホスト名をオーバーライドします。各ホストには、これらの方法のいずれかによって提供される一意のホスト名が必要です。
- 4
- 特定デバイスへの Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージのプロビジョニングを有効にします。インストールプログラムは、検出順にデバイスを検査し、検出された値をヒントの値と比較します。ヒントの値と一致する最初に検出されたデバイスが使用されます。
- 5
- オプション: ホストのネットワークインターフェイスを NMState 形式で設定します。
オプション: iPXE スクリプトを作成するには、
bootArtifactsBaseURL
をagent-config.yaml
ファイルに追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <asset_server_URL>
は、PXE アセットをアップロードするサーバーの URL です。
12.4.4. PXE アセットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の手順を使用して、PXE インフラストラクチャーに実装するアセットとオプションのスクリプトを作成します。
手順
次のコマンドを実行して、PXE アセットを作成します。
openshift-install agent create pxe-files
$ openshift-install agent create pxe-files
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 生成された PXE アセットと任意の iPXE スクリプトは、
boot-artifacts
ディレクトリーにあります。PXE アセットとオプションの iPXE スクリプトを含むファイルシステムの例
boot-artifacts ├─ agent.x86_64-initrd.img ├─ agent.x86_64.ipxe ├─ agent.x86_64-rootfs.img └─ agent.x86_64-vmlinuz
boot-artifacts ├─ agent.x86_64-initrd.img ├─ agent.x86_64.ipxe ├─ agent.x86_64-rootfs.img └─ agent.x86_64-vmlinuz
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) はプライマリーディスクでのマルチパスをサポートするようになり、ハードウェア障害に対する対障害性が強化され、ホストの可用性を強化できるようになりました。マルチパス化は、デフォルトの
/etc/multipath.conf
設定を使用して、agent ISO イメージでデフォルトで有効になっています。PXE アセットと任意のスクリプトをインフラストラクチャーにアップロードし、ブートプロセス中にアクセスできるようにします。
注記iPXE スクリプトを生成した場合、アセットの場所は、
agent-config.yaml
ファイルに追加したbootArtifactsBaseURL
と一致する必要があります。