4.10. ドライランの実行


実際にイメージをミラーリングせずに、oc-mirror を使用してドライランを実行できます。これにより、ミラーリングされるイメージのリストと、ミラーレジストリーからプルーニングされるイメージを確認できます。また、イメージセット設定のエラーを早期に検出したり、生成されたイメージのリストを他のツールで使用してミラーリング操作を実行したりすることもできます。

前提条件

  • 必要なコンテナーイメージを取得するためのインターネットへのアクセスがある。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • oc-mirror CLI プラグインをインストールしている。
  • イメージセット設定ファイルを作成している。

手順

  1. --dry-run フラグを指定して oc mirror コマンドを実行し、ドライランを実行します。

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    $ oc mirror --config=./imageset-config.yaml \
    1
    
      docker://registry.example:5000            \
    2
    
      --dry-run                                  
    3
    1
    作成されたイメージセット設定ファイルを渡します。この手順では、imageset-config.yaml という名前であることを前提としています。
    2
    ミラーレジストリーを指定します。--dry-run フラグを使用している限り、このレジストリーには何もミラーリングされません。
    3
    --dry-run フラグを使用して、実際のイメージセットファイルではなく、ドライランアーティファクトを生成します。

    出力例

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    Checking push permissions for registry.example:5000
    Creating directory: oc-mirror-workspace/src/publish
    Creating directory: oc-mirror-workspace/src/v2
    Creating directory: oc-mirror-workspace/src/charts
    Creating directory: oc-mirror-workspace/src/release-signatures
    No metadata detected, creating new workspace
    wrote mirroring manifests to oc-mirror-workspace/operators.1658342351/manifests-redhat-operator-index
    
    ...
    
    info: Planning completed in 31.48s
    info: Dry run complete
    Writing image mapping to oc-mirror-workspace/mapping.txt

  2. 生成されたワークスペースディレクトリーに移動します。

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    $ cd oc-mirror-workspace/
  3. 生成された mapping.txt ファイルを確認します。

    このファイルには、ミラーリングされるすべてのイメージのリストが含まれています。

  4. 生成された pruning-plan.json ファイルを確認します。

    このファイルには、イメージセットの公開時にミラーレジストリーからプルーニングされるすべてのイメージのリストが含まれています。

    注記

    pruning-plan.json ファイルは、oc-mirror コマンドがミラーレジストリーを指し、プルーニングするイメージがある場合にのみ生成されます。

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