6.3. DNS Pod 配置の制御
DNS Operator には、CoreDNS 用と /etc/hosts
ファイルを管理するための 2 つのデーモンセットがあります。/etc/hosts
に設定されたデーモンは、イメージのプルをサポートするクラスターイメージレジストリーのエントリーを追加するために、すべてのノードホストで実行する必要があります。セキュリティーポリシーにより、ノードのペア間の通信が禁止され、CoreDNS のデーモンセットがすべてのノードで実行できなくなります。
クラスター管理者は、カスタムノードセレクターを使用して、CoreDNS のデーモンセットを特定のノードで実行するか、実行しないように設定できます。
前提条件
-
oc
CLI がインストールされている。 -
cluster-admin
権限を持つユーザーとしてクラスターにログインしている。
手順
特定のノード間の通信を防ぐには、
spec.nodePlacement.nodeSelector
API フィールドを設定します。default
という名前の DNS Operator オブジェクトを変更します。$ oc edit dns.operator/default
spec.nodePlacement.nodeSelector
API フィールドにコントロールプレーンノードのみが含まれるノードセレクターを指定します。spec: nodePlacement: nodeSelector: node-role.kubernetes.io/worker: ""
CoreDNS のデーモンセットをノードで実行されるようにするには、テイントおよび容認を設定します。
default
という名前の DNS Operator オブジェクトを変更します。$ oc edit dns.operator/default
taint の taint キーおよび toleration を指定します。
spec: nodePlacement: tolerations: - effect: NoExecute key: "dns-only" operators: Equal value: abc tolerationSeconds: 3600 1
- 1
- taint が
dns-only
である場合、それは無制限に許容できます。tolerationSeconds
は省略できます。