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26.10. リダイレクトモードでの egress ルーター Pod のデプロイ

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クラスター管理者は、トラフィックを指定された宛先 IP アドレスにリダイレクトするように設定された egress ルーター Pod をデプロイできます。

26.10.1. リダイレクトモードの egress ルーター Pod 仕様

Pod オブジェクトで egress ルーター Pod の設定を定義します。以下の YAML は、リダイレクトモードでの egress ルーター Pod の設定のフィールドについて説明しています。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: egress-1
  labels:
    name: egress-1
  annotations:
    pod.network.openshift.io/assign-macvlan: "true" 1
spec:
  initContainers:
  - name: egress-router
    image: registry.redhat.io/openshift4/ose-egress-router
    securityContext:
      privileged: true
    env:
    - name: EGRESS_SOURCE 2
      value: <egress_router>
    - name: EGRESS_GATEWAY 3
      value: <egress_gateway>
    - name: EGRESS_DESTINATION 4
      value: <egress_destination>
    - name: EGRESS_ROUTER_MODE
      value: init
  containers:
  - name: egress-router-wait
    image: registry.redhat.io/openshift4/ose-pod
1
このアノテーションは、OpenShift Container Platform に対して、プライマリーネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) に macvlan ネットワークインターフェイスを作成し、その macvlan インターフェイスを Pod ネットワークの namespace に移動するよう指示します。引用符を "true" 値の周囲に含める必要があります。OpenShift Container Platform が別の NIC インターフェイスに macvlan インターフェイスを作成するには、アノテーションの値をそのインターフェイスの名前に設定します。たとえば、eth1 を使用します。
2
ノードが置かれている物理ネットワークの IP アドレスは egress ルーター Pod で使用するために予約されます。オプション: サブネットの長さ /24 接尾辞を組み込み、ローカルサブネットへの適切なルートがセットアップされるようにできます。サブネットの長さを指定しない場合、egress ルーターは EGRESS_GATEWAY 変数で指定されたホストにのみアクセスでき、サブネットの他のホストにはアクセスできません。
3
ノードで使用されるデフォルトゲートウェイと同じ値です。
4
トラフィックの送信先となる外部サーバー。この例では、Pod の接続は 203.0.113.25 にリダイレクトされます。 ソース IP アドレスは 192.168.12.99 です。

egress ルーター Pod 仕様の例

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: egress-multi
  labels:
    name: egress-multi
  annotations:
    pod.network.openshift.io/assign-macvlan: "true"
spec:
  initContainers:
  - name: egress-router
    image: registry.redhat.io/openshift4/ose-egress-router
    securityContext:
      privileged: true
    env:
    - name: EGRESS_SOURCE
      value: 192.168.12.99/24
    - name: EGRESS_GATEWAY
      value: 192.168.12.1
    - name: EGRESS_DESTINATION
      value: |
        80   tcp 203.0.113.25
        8080 tcp 203.0.113.26 80
        8443 tcp 203.0.113.26 443
        203.0.113.27
    - name: EGRESS_ROUTER_MODE
      value: init
  containers:
  - name: egress-router-wait
    image: registry.redhat.io/openshift4/ose-pod

26.10.2. egress 宛先設定形式

egress ルーター Pod がリダイレクトモードでデプロイされる場合、以下のいずれかの形式を使用してリダイレクトルールを指定できます。

  • <port> <protocol> <ip_address>: 指定される <port> への着信接続が指定される <ip_address> の同じポートにリダイレクトされます。<protocol>tcp または udp のいずれかになります。
  • <port> <protocol> <ip_address> <remote_port>: 接続が <ip_address> の別の <remote_port> にリダイレクトされるのを除き、上記と同じになります。
  • <ip_address>: 最後の行が単一 IP アドレスである場合、それ以外のポートの接続はその IP アドレスの対応するポートにリダイレクトされます。フォールバック IP アドレスがない場合、他のポートでの接続は拒否されます。

以下の例では、複数のルールが定義されます。

  • 最初の行はローカルポート 80 から 203.0.113.25 のポート 80 にトラフィックをリダイレクトします。
  • 2 番目と 3 番目の行では、ローカルポート 8080 および 8443 を、203.0.113.26 のリモートポート 80 および 443 にリダイレクトします。
  • 最後の行は、先のルールで指定されていないポートのトラフィックに一致します。

設定例

80   tcp 203.0.113.25
8080 tcp 203.0.113.26 80
8443 tcp 203.0.113.26 443
203.0.113.27

26.10.3. リダイレクトモードでの egress ルーター Pod のデプロイ

リダイレクトモード では、egress ルーター Pod は、トラフィックを独自の IP アドレスから 1 つ以上の宛先 IP アドレスにリダイレクトするために iptables ルールをセットアップします。予約された送信元 IP アドレスを使用する必要があるクライアント Pod は、宛先 IP に直接接続するのではなく、スロールーターのサービスにアクセスするように設定する必要があります。curl コマンドを使用して、アプリケーション Pod から宛先サービスとポートにアクセスできます。以下に例を示します。

$ curl <router_service_IP> <port>

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインしている。

手順

  1. egress ルーター Pod の作成
  2. 他の Pod が egress ルーター Pod の IP アドレスを見つられるようにするには、以下の例のように、egress ルーター Pod を参照するサービスを作成します。

    apiVersion: v1
    kind: Service
    metadata:
      name: egress-1
    spec:
      ports:
      - name: http
        port: 80
      - name: https
        port: 443
      type: ClusterIP
      selector:
        name: egress-1

    Pod がこのサービスに接続できるようになります。これらの接続は、予約された egress IP アドレスを使用して外部サーバーの対応するポートにリダイレクトされます。

26.10.4. 関連情報

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