4.8. 監視とアラートの設定


Tempo Operator は、distributor や ingester などの各 TempoStack コンポーネントのモニタリングとアラートをサポートし、Operator 自体に関するアップグレードおよび運用のメトリクスを公開します。

4.8.1. TempoStack のメトリクスとアラートの設定

TempoStack インスタンスのメトリクスとアラートを有効にできます。

前提条件

  • ユーザー定義プロジェクトのモニタリングがクラスターで有効にされている。

手順

  1. TempoStack インスタンスのメトリクスを有効にするには、spec.observability.metrics.createServiceMonitors フィールドを true に設定します。

    apiVersion: tempo.grafana.com/v1alpha1
    kind: TempoStack
    metadata:
      name: <name>
    spec:
      observability:
        metrics:
          createServiceMonitors: true
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  2. TempoStack インスタンスのアラートを有効にするには、spec.observability.metrics.createPrometheusRules フィールドを true に設定します。

    apiVersion: tempo.grafana.com/v1alpha1
    kind: TempoStack
    metadata:
      name: <name>
    spec:
      observability:
        metrics:
          createPrometheusRules: true
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検証

Web コンソールの Administrator ビューを使用して、正常に設定されたことを確認できます。

  1. Observe Targets に移動して Source: User でフィルタリングし、tempo-<instance_name>-<component> 形式の ServiceMonitors のステータスが Up であることを確認します。
  2. アラートが正しく設定されていることを確認するには、Observe Alerting Alerting rules に移動して Source: User でフィルタリングし、TempoStack インスタンスコンポーネントの Alert rules が利用可能であることを確認します。

4.8.2. Tempo Operator のメトリクスとアラートの設定

Web コンソールから Tempo Operator をインストールする場合は、Enable Operator recommended cluster monitoring on this Namespace チェックボックスを選択すると、Tempo Operator のメトリクスおよびアラートを作成できます。

インストール時にチェックボックスを選択しなかった場合も、Tempo Operator をインストールした後にメトリクスとアラートを手動で有効にできます。

手順

  • Tempo Operator がインストールされているプロジェクトに openshift.io/cluster-monitoring: "true" ラベルを追加します。デフォルトは openshift-tempo-operator です。

検証

Web コンソールの Administrator ビューを使用して、正常に設定されたことを確認できます。

  1. Observe Targets に移動して Source: Platform でフィルタリングし、tempo-operator を検索します。その場合は、ステータスは Up でなければなりません。
  2. アラートが正しく設定されていることを確認するには、Observe Alerting Alerting rules に移動して Source: Platform でフィルタリングし、Tempo OperatorAlert rules を見つけます。
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