1.3. 単一ノードに OpenShift をインストールするための要件


OpenShift Container Platform を単一ノードにインストールすると、高可用性および大規模なクラスターの一部の要件が軽減されます。ただし、以下の要件を満たす必要があります。

  • 管理ホスト: ISO を準備して USB ブートドライブを作成し、インストールを監視するためのコンピューターが必要です。
  • サポートされているプラットフォーム: 単一ノードへの OpenShift Container Platform のインストールは、ベアメタルおよび 認定されたサードパーティーのハイパーバイザー でサポートされています。いずれの場合も、install-config.yaml 設定ファイルで platform.none: {} パラメーターを指定する必要があります。
  • 実稼働環境グレードサーバー: OpenShift Container Platform を単一ノードにインストールし、OpenShift Container Platform サービスと実稼働のワークロードを実行するのに十分なリソースを持つサーバーが必要です。

    Expand
    表1.1 最小リソース要件
    Profileコンピュートメモリーストレージ

    最低限

    仮想 CPU 8 個

    16 GB のメモリー

    120 GB

    注記

    通常、1 つの仮想 CPU は 1 つの物理コアに相当します。ただし、同時マルチスレッディング (SMT) またはハイパースレッディングを有効にすると、各 CPU スレッドは仮想 CPU としてカウントされます。

    インストールプロセス中に Operator を追加すると、最小リソース要件が増加する可能性があります。

    仮想メディアを使用して起動する場合は、サーバーには Baseboard Management Controller (BMC) が必要です。

  • ネットワーク: サーバーは、ルーティング可能なネットワークに接続されていない場合は、インターネットまたはローカルレジストリーにアクセスできるようにする必要があります。サーバーには、Kubernetes API、Ingress ルート、およびクラスターノードドメイン名の DHCP 予約または静的 IP アドレスが必要です。DNS が、以下の完全修飾ドメイン名 (FQDN) のそれぞれに IP アドレスを解決できるように設定する必要があります。

    Expand
    表1.2 必要な DNS レコード
    使用法FQDN説明

    Kubernetes API

    api.<cluster_name>.<base_domain>

    DNS A/AAAA または CNAME レコードを追加します。このレコードは、クラスター外のクライアントで解決できる必要があります。

    内部 API

    api-int.<cluster_name>.<base_domain>

    ISO を手動で作成する場合は、DNS A/AAAA または CNAME レコードを追加します。このレコードは、クラスター内のノードにより解決可能である必要があります。

    Ingress ルート

    *.apps.<cluster_name>.<base_domain>

    ノードをターゲットにするワイルドカード DNS A/AAAA または CNAME レコードを追加します。このレコードは、クラスター外のクライアントで解決できる必要があります。

    永続的な IP アドレスがない場合、apiserveretcd の間の通信で失敗する可能性があります。

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat