3.18. Operator の初期設定
コントロールプレーンの初期化後に、一部の Operator を利用可能にするためにそれらをすぐに設定する必要があります。
前提条件
- コントロールプレーンが初期化されています。
手順
クラスターコンポーネントがオンラインになることを確認します。
watch -n5 oc get clusteroperators
$ watch -n5 oc get clusteroperatorsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 利用不可の Operator を設定します。
3.18.1. インストール時に削除されたイメージレジストリー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
共有可能なオブジェクトストレージを提供しないプラットフォームでは、OpenShift Image Registry Operator 自体が Removed としてブートストラップされます。これにより、openshift-installer がそれらのプラットフォームタイプでのインストールを完了できます。
インストール後に、Image Registry Operator 設定を編集して managementState を Removed から Managed に切り替える必要があります。これが完了したら、ストレージを設定する必要があります。
3.18.2. イメージレジストリーストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Image Registry Operator は、デフォルトストレージを提供しないプラットフォームでは最初は利用できません。インストール後に、レジストリー Operator を使用できるようにレジストリーをストレージを使用するように設定する必要があります。
実稼働クラスターに必要な永続ボリュームの設定に関する手順が示されます。該当する場合、空のディレクトリーをストレージの場所として設定する方法が表示されます。これは、実稼働以外のクラスターでのみ利用できます。
アップグレード時に Recreate ロールアウトストラテジーを使用して、イメージレジストリーがブロックストレージタイプを使用することを許可するための追加の手順が提供されます。
3.18.3. ベアメタルの場合のブロックレジストリーストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イメージレジストリーがクラスター管理者によるアップグレード時にブロックストレージタイプを使用できるようにするには、Recreate ロールアウトストラテジーを使用できます。
ブロックストレージボリューム (または永続ボリューム) はサポートされますが、実稼働クラスターでのイメージレジストリーと併用することは推奨されません。レジストリーに複数のレプリカを含めることができないため、ブロックストレージにレジストリーが設定されているインストールに高可用性はありません。
イメージレジストリーでブロックストレージボリュームを使用することを選択した場合は、ファイルシステムの persistent volume claim (PVC) を使用する必要があります。
手順
次のコマンドを入力してイメージレジストリーストレージをブロックストレージタイプとして設定し、レジストリーにパッチを適用して
Recreateロールアウトストラテジーを使用し、1 つの (1) レプリカのみで実行されるようにします。oc patch config.imageregistry.operator.openshift.io/cluster --type=merge -p '{"spec":{"rolloutStrategy":"Recreate","replicas":1}}'$ oc patch config.imageregistry.operator.openshift.io/cluster --type=merge -p '{"spec":{"rolloutStrategy":"Recreate","replicas":1}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ブロックストレージデバイスの PV をプロビジョニングし、そのボリュームの PVC を作成します。要求されたブロックボリュームは ReadWriteOnce (RWO) アクセスモードを使用します。
以下の内容で
pvc.yamlファイルを作成して VMware vSpherePersistentVolumeClaimオブジェクトを定義します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ファイルから
PersistentVolumeClaimオブジェクトを作成します。oc create -f pvc.yaml -n openshift-image-registry
$ oc create -f pvc.yaml -n openshift-image-registryCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次のコマンドを入力して、正しい PVC を参照するようにレジストリー設定を編集します。
oc edit config.imageregistry.operator.openshift.io -o yaml
$ oc edit config.imageregistry.operator.openshift.io -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
storage: pvc: claim:storage: pvc: claim:1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- カスタム PVC を作成することにより、
image-registry-storagePVC のデフォルトの自動作成のclaimフィールドを空のままにできます。