第1章 OpenShift Container Platform 4.12 リリースノート
Red Hat OpenShift Container Platform では、設定や管理のオーバーヘッドを最小限に抑えながら、セキュアでスケーラブルなリソースに新規および既存のアプリケーションをデプロイするハイブリッドクラウドアプリケーションプラットフォームを開発者や IT 組織に提供します。OpenShift Container Platform は、Java、Javascript、Python、Ruby および PHP など、幅広いプログラミング言語およびフレームワークをサポートしています。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) および Kubernetes にビルドされる OpenShift Container Platform は、最新のエンタープライズレベルのアプリケーションに対してよりセキュアでスケーラブルなマルチテナント対応のオペレーティングシステムを提供するだけでなく、統合アプリケーションランタイムやライブラリーを提供します。OpenShift Container Platform を使用することで、組織はセキュリティー、プライバシー、コンプライアンス、ガバナンスの各種の要件を満たすことができます。
1.1. このリリースについて
OpenShift Container Platform (RHSA-2022:7399) をご利用いただけるようになりました。このリリースでは、CRI-O ランタイムで Kubernetes 1.25 を使用します。以下では、OpenShift Container Platform 4.12 に関連する新機能、変更点および既知の問題について説明します。
OpenShift Container Platform 4.12 クラスターは https://console.redhat.com/openshift で入手できます。OpenShift Container Platform 向けの Red Hat OpenShift Cluster Manager アプリケーションを使用して、OpenShift クラスターをオンプレミスまたはクラウド環境のいずれかにデプロイすることができます。
OpenShift Container Platform 4.12 は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.6 および Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 4.12 でサポートされています。
コントロールプレーンには RHCOS マシンを使用する必要があり、コンピュートマシンに RHCOS または RHEL のいずれかを使用できます。
OpenShift Container Platform 4.12 以降、偶数番号のリリースで6 カ月の延長更新サポート (EUS) フェーズが追加され、18 カ月から 2 年になります。詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。
OpenShift Container Platform 4.8 は Extended Update Support (EUS) リリースです。Red Hat OpenShift EUS の詳細は、OpenShift ライフサイクル、および OpenShift EUS の概要 を参照してください。
バージョン 4.8 のメンテナンスサポートは 2023 年 1 月に終了し、延長ライフフェーズに移行します。詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。