8.5. オプション: NUMA リソース更新のポーリング操作の設定
nodeGroup 内の NUMA Resources Operator によって制御されるデーモンは、リソースをポーリングして、利用可能な NUMA リソースに関する更新を取得します。NUMAResourcesOperator カスタムリソース (CR) で spec.nodeGroups 仕様を設定することで、これらのデーモンのポーリング操作を微調整できます。これにより、ポーリング操作の高度な制御が可能になります。これらの仕様を設定して、スケジューリング動作を改善し、最適ではないスケジューリング決定のトラブルシューティングを行います。
設定オプションは次のとおりです。
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infoRefreshMode: kubelet をポーリングするためのトリガー条件を決定します。NUMA Resources Operator は、結果として取得した情報を API サーバーに報告します。 -
infoRefreshPeriod: ポーリング更新の間隔を決定します。 podsFingerprinting: ノード上で実行されている現在の Pod セットのポイントインタイム情報がポーリング更新で公開されるかどうかを決定します。注記podsFingerprintingはデフォルトで有効になっています。podsFingerprintingは、NUMAResourcesSchedulerCR のcacheResyncPeriod仕様の要件です。cacheResyncPeriod仕様は、ノード上の保留中のリソースを監視することで、より正確なリソースの可用性を報告するのに役立ちます。
前提条件
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OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
cluster-admin権限を持つユーザーとしてログインしている。 - NUMA Resources Operator をインストールしている。
手順
NUMAResourcesOperatorCR でspec.nodeGroups仕様を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 有効な値は
Periodic、Events、PeriodicAndEventsです。Periodicを使用して、infoRefreshPeriodで定義した間隔で kubelet をポーリングします。Eventsを使用して、Pod のライフサイクルイベントごとに kubelet をポーリングします。両方のメソッドを有効にするには、PeriodicAndEventsを使用します。 - 2
PeriodicまたはPeriodicAndEventsリフレッシュモードのポーリング間隔を定義します。リフレッシュモードがEventsの場合、このフィールドは無視されます。- 3
- 有効な値は、
Enabled、Disabled、およびEnabledExclusiveResourcesです。NUMAResourcesSchedulerのcacheResyncPeriod仕様では、Enabledへの設定が必須です。
検証
NUMA Resources Operator をデプロイした後、次のコマンドを実行して、ノードグループ設定が適用されたことを検証します。
oc get numaresop numaresourcesoperator -o json | jq '.status'
$ oc get numaresop numaresourcesoperator -o json | jq '.status'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
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