第8章 Migration Toolkit for Containers のアップグレード
Migration Toolkit for Containers (MTC) は Operator Lifecycle Manager を使用して OpenShift Container Platform 4.12 でアップグレードできます。
従来の Migration Toolkit for Containers Operator を再インストールすることにより、OpenShift Container Platform 3 で MTC をアップグレードできます。
MTC バージョン 1.3 からアップグレードする場合、MigPlan
カスタムリソース (CR) を更新する追加の手順を実行する必要があります。
8.1. OpenShift Container Platform 4.12 での MTC (Migration Toolkit for Containers) のアップグレード
Migration Toolkit for Containers (MTC) は Operator Lifecycle Manager を使用して OpenShift Container Platform 4.12 でアップグレードできます。
Operator Lifecycle Manager を使用して MTC をアップグレードする場合は、サポートされている移行パスを使用する必要があります。
移行パス
- OpenShift Container Platform 3 から OpenShift Container Platform 4 に移行するには、レガシー MTC Operator と MTC 1.7.x が必要です。
- MTC 1.7.x から MTC 1.8.x への移行はサポートされていません。
OpenShift Container Platform 4.9 以前から移行する場合は、MTC 1.7.x を使用する必要があります。
- MTC 1.7.x は、移行前と移行後の両方で使用する必要があります。
MTC 1.8.x は、OpenShift Container Platform 4.10 以降から OpenShift Container Platform 4.10 以降への移行のみサポートします。移行に含まれるクラスターのバージョンが 4.10 以降のみの場合は、1.7.x または 1.8.x のいずれかを使用できます。ただし、MTC バージョンは移行前と移行後の両方で同じである必要があります。
- MTC 1.7.x から MTC 1.8.x への移行はサポートされていません。
- MTC 1.8.x から MTC 1.7.x への移行はサポートされていません。
- MTC 1.7.x から MTC 1.7.x への移行はサポートされています。
- MTC 1.8.x から MTC 1.8.x への移行はサポートされています
前提条件
-
cluster-admin
権限を持つユーザーとしてログインしている。
手順
OpenShift Container Platform コンソールで、Operators
Installed Operators に移動します。 更新が保留中の Operator は Upgrade available のステータスを表示します。
- Migration Toolkit for Containers Operator をクリックします。
- Subscription タブをクリックします。アップグレードの承認を必要とするアップグレードは、Upgrade Status の横に表示されます。たとえば、1 requires approval が表示される可能性があります。
- 1 requires approval をクリックしてから、Preview Install Plan をクリックします。
- アップグレードに利用可能なリソースとしてリスト表示されているリソースを確認し、Approve をクリックします。
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Operators
Installed Operators ページに戻り、アップグレードの進捗をモニターします。完了時に、ステータスは Succeeded および Up to date に変更されます。 -
Workloads
Pods をクリックし、MTC Pod が実行されていることを確認します。