3.2. OpenShift Container Platform を RHOSP にインストールするリソースのガイドライン
OpenShift Container Platform のインストールをサポートするために、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) クォータは以下の要件を満たす必要があります。
| リソース | 値 |
|---|---|
| Floating IP アドレス | 3 |
| ポート | 15 |
| ルーター | 1 |
| サブネット | 1 |
| RAM | 88 GB |
| vCPU | 22 |
| ボリュームストレージ | 275 GB |
| インスタンス | 7 |
| セキュリティーグループ | 3 |
| セキュリティーグループルール | 60 |
| サーバーグループ | 2 - 各マシンプールの追加のアベイラビリティーゾーンごとに 1 つ追加 |
クラスターは推奨されるリソースよりもリソースが少ない場合にも機能する場合がありますが、その場合のパフォーマンスは保証されません。
RHOSP オブジェクトストレージ (Swift) が利用可能で、swiftoperator ロールを持つユーザーアカウントによって操作されている場合、これは OpenShift Container Platform イメージレジストリーのデフォルトバックエンドとして使用されます。この場合、ボリュームストレージ要件は 175 GB です。Swift 領域要件は、イメージレジストリーのサイズによって異なります。
デフォルトで、セキュリティーグループおよびセキュリティーグループルールのクォータは低く設定される可能性があります。問題が生じた場合には、管理者として openstack quota set --secgroups 3 --secgroup-rules 60 <project> を実行して値を増やします。
OpenShift Container Platform デプロイメントは、コントロールプレーンマシン、コンピュートマシン、およびブートストラップマシンで構成されます。
3.2.1. コントロールプレーンマシン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、OpenShift Container Platform インストールプロセスは 3 つのコントロールプレーンマシンを作成します。
それぞれのマシンには以下が必要です。
- RHOSP クォータからのインスタンス
- RHOSP クォータからのポート
- 少なくとも 16 GB のメモリーと 4 つの vCPU を備えたフレーバー
- RHOSP クォータから少なくとも 100 GB のストレージ容量
3.2.2. コンピュートマシン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、OpenShift Container Platform インストールプロセスは 3 つのコンピューティングマシンを作成します。
それぞれのマシンには以下が必要です。
- RHOSP クォータからのインスタンス
- RHOSP クォータからのポート
- 少なくとも 8 GB のメモリーと 2 つの vCPU を備えたフレーバー
- RHOSP クォータから少なくとも 100 GB のストレージ容量
コンピュートマシンは、OpenShift Container Platform で実行されるアプリケーションをホストします。できるだけ多くのアプリケーションを実行することが意図されています。
3.2.3. ブートストラップマシン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストール時に、ブートストラップマシンは一時的にプロビジョニングされ、コントロールプレーンを初期化します。実稼働環境用のコントロールプレーンの準備ができた後に、ブートストラップマシンのプロビジョニングは解除されます。
ブートストラップマシンには以下が必要です。
- RHOSP クォータからのインスタンス
- RHOSP クォータからのポート
- 少なくとも 16 GB のメモリーと 4 つの vCPU を備えたフレーバー
- RHOSP クォータから少なくとも 100 GB のストレージ容量