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第6章 汎用的な一時ボリューム

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6.1. 概要

汎用一時ボリュームは、永続ボリュームおよび動的プロビジョニングをサポートするすべてのストレージドライバーが提供できる一時ボリュームの一種です。汎用の一時ボリュームは、スクラッチデータ用に Pod ごとのディレクトリー (通常、プロビジョニング後は空) を提供する点で emptyDir ボリュームと類似しています。

汎用の一時ボリュームは Pod 仕様に準拠して指定され、Pod のライフサイクルに従います。これらは Pod と共に作成され、削除されます。

汎用の一時ボリュームには、以下の特徴があります。

  • ストレージは、ローカルまたはネットワーク接続タイプとすることができます。
  • ボリュームには、Pod が超過できない固定サイズを指定できます。
  • ドライバーおよびパラメーターによっては、ボリュームに特定の初期データが含まれる場合があります。
  • ドライバーがサポートしていれば、スナップショットの作成、クローンの作成、サイズ変更、ストレージ容量の追跡など、ボリュームに対する一般的な操作がサポートされます。
注記

汎用の一時ボリュームは、オフラインのスナップショットやサイズ変更をサポートしません。

この制約により、以下の Container Storage Interface (CSI) ドライバーは、以下の汎用一時ボリューム機能をサポートしません。

  • Azure Disk CSI ドライバーは、サイズ変更をサポートしません。
  • Cinder CSI ドライバーは、スナップショットをサポートしません。
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