6.5. virtctl クライアントのインストール
virtctl
クライアントは、OpenShift Virtualization リソースを管理するためのコマンドラインユーティリティーです。Linux、Windows、および macOS で使用できます。
6.5.1. Linux、Windows、および macOS への virtctl クライアントのインストール
お使いのオペレーティングシステム用の virtctl
クライアントをダウンロードしてインストールします。
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールで Virtualization > Overview に移動します。
-
ページの右上隅にある Download virtctl リンクをクリックして、お使いのオペレーティングシステム用の
virtctl
クライアントをダウンロードします。 virtctl
をインストールします。Linux の場合
アーカイブファイルを解凍します。
$ tar -xvf <virtctl-version-distribution.arch>.tar.gz
次のコマンドを実行して、
virtctl
バイナリーを実行可能にします。$ chmod +x <path/virtctl-file-name>
virtctl
バイナリーをPATH 環境変数
にあるディレクトリーに移動します。次のコマンドを実行して、パスを確認できます。
$ echo $PATH
KUBECONFIG
環境変数を設定します。$ export KUBECONFIG=/home/<user>/clusters/current/auth/kubeconfig
Windows の場合:
- アーカイブファイルを展開します。
-
展開したフォルダー階層に移動し、
virtctl
実行可能ファイルをダブルクリックしてクライアントをインストールします。 virtctl
バイナリーをPATH 環境変数
にあるディレクトリーに移動します。次のコマンドを実行して、パスを確認できます。
C:\> path
macOS の場合:
- アーカイブファイルを展開します。
virtctl
バイナリーをPATH 環境変数
にあるディレクトリーに移動します。次のコマンドを実行して、パスを確認できます。
echo $PATH
6.5.2. virtctl を RPM としてインストールする
OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にした後、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) に virtctl
クライアントを RPM としてインストールできます。
6.5.2.1. OpenShift Virtualization リポジトリーの有効化
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のバージョンの OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にします。
前提条件
- システムは、Red Hat Container Native Virtualization エンタイトルメントへの有効なサブスクリプションを持つ Red Hat アカウントに登録されています。
手順
subscription-manager
CLI ツールを使用して、オペレーティングシステムに適切な OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にします。RHEL 8 のリポジトリーを有効にするには、次を実行します。
# subscription-manager repos --enable cnv-4.12-for-rhel-8-x86_64-rpms
RHEL 7 のリポジトリーを有効にするには、次を実行します。
# subscription-manager repos --enable rhel-7-server-cnv-4.12-rpms
6.5.2.2. yum ユーティリティーを使用した virtctl クライアントのインストール
kubevirt-virtctl
パッケージから virtctl
クライアントをインストールします。
前提条件
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システムで OpenShift Virtualization リポジトリーを有効にしました。
手順
kubevirt-virtctl
パッケージをインストールします。# yum install kubevirt-virtctl
6.5.3. 関連情報
- OpenShift Virtualization の CLI ツールの使用