7.4. 手動で維持された認証情報によるクラウドプロバイダーリソースの更新


手動でメンテナンスされる認証情報でクラスターをアップグレードする前に、アップグレードするリリースイメージ用に認証情報を新規作成する必要があります。また、既存の認証情報に必要なアクセス許可を確認し、それらのコンポーネントの新しいリリースでの新しいアクセス許可要件に対応する必要があります。

手順

  1. 新規リリースの CredentialsRequest カスタムリソースを抽出して検査します。

    クラウドプロバイダーのインストールコンテンツの IAM の手動作成についてのセクションでは、クラウドに必要な認証情報を取得し、使用する方法について説明します。

  2. クラスターで手動でメンテナンスされる認証情報を更新します。

    • 新規リリースイメージによって追加される CredentialsRequest カスタムリソースの新規のシークレットを作成します。
    • シークレットに保存される既存の認証情報の CredentialsRequest カスタムリソースにパーミッション要件を変更した場合は、必要に応じてパーミッションを更新します。
  3. クラスターでクラスター機能を使用して 1 つ以上のオプションコンポーネントを無効にする場合は、無効なコンポーネントの CredentialsRequest カスタムリソースを削除します。

    AWS 上の OpenShift Container Platform 4.12 の credrequests ディレクトリーの内容の例

    0000_30_machine-api-operator_00_credentials-request.yaml 1
    0000_50_cloud-credential-operator_05-iam-ro-credentialsrequest.yaml 2
    0000_50_cluster-image-registry-operator_01-registry-credentials-request.yaml 3
    0000_50_cluster-ingress-operator_00-ingress-credentials-request.yaml 4
    0000_50_cluster-network-operator_02-cncc-credentials.yaml 5
    0000_50_cluster-storage-operator_03_credentials_request_aws.yaml 6

    1
    Machine API Operator CR が必要です。
    2
    Cloud Credential Operator CR が必要です。
    3
    Image Registry Operator CR が必要です。
    4
    Ingress Operator CR が必要です。
    5
    Network Operator CR が必要です。
    6
    Storage Operator CR はオプションのコンポーネントであり、クラスターで無効になっている場合があります。

    GPC 上の OpenShift Container Platform 4.12 の credrequests ディレクトリーの内容の例

    0000_26_cloud-controller-manager-operator_16_credentialsrequest-gcp.yaml 1
    0000_30_machine-api-operator_00_credentials-request.yaml 2
    0000_50_cloud-credential-operator_05-gcp-ro-credentialsrequest.yaml 3
    0000_50_cluster-image-registry-operator_01-registry-credentials-request-gcs.yaml 4
    0000_50_cluster-ingress-operator_00-ingress-credentials-request.yaml 5
    0000_50_cluster-network-operator_02-cncc-credentials.yaml 6
    0000_50_cluster-storage-operator_03_credentials_request_gcp.yaml 7

    1
    Cloud Controller Manager Operator CR が必要です。
    2
    Machine API Operator CR が必要です。
    3
    Cloud Credential Operator CR が必要です。
    4
    Image Registry Operator CR が必要です。
    5
    Ingress Operator CR が必要です。
    6
    Network Operator CR が必要です。
    7
    Storage Operator CR はオプションのコンポーネントであり、クラスターで無効になっている場合があります。

次のステップ

  • upgradeable-to アノテーションを更新して、クラスターをアップグレードする準備ができていることを示します。
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