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5.6. 既知の問題

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  • シングルスタックの IPv6 クラスターで OpenShift Virtualization は実行できません。(BZ#2193267)
  • コンピュートノードがさまざま含まれる、異種クラスターでは、HyperV Reenlightenment が有効になっている仮想マシンは、タイムスタンプカウンタースケーリング (TSC) をサポートしていないノード、TSC 頻度が非季節なノードでスケジュールできません。(BZ#2151169)
  • 異なる SELinux コンテキストで 2 つの Pod を使用すると、ocs-storagecluster-cephfs ストレージクラスの VM が移行に失敗し、VM のステータスが Paused に変わります。これは、両方の Pod が ReadWriteMany CephFS の共有ボリュームに同時にアクセスしようとするためです。(BZ#2092271)

    • 回避策として、ocs-storagecluster-ceph-rbd ストレージクラスを使用して、Red Hat Ceph Storage を使用するクラスターで VM をライブマイグレーションします。
  • OpenShift Virtualization 4.12 では、TopoLVM プロビジョナー名の文字列が変更されました。その結果、オペレーティングシステムイメージの自動インポートが失敗し、次のエラーメッセージが表示される場合があります (BZ#2158521)。

    DataVolume.storage spec is missing accessMode and volumeMode, cannot get access mode from StorageProfile.
    • 回避策として、以下を実施します。

      1. ストレージプロファイルの claimPropertySets 配列を更新します。

        $ oc patch storageprofile <storage_profile> --type=merge -p '{"spec": {"claimPropertySets": [{"accessModes": ["ReadWriteOnce"], "volumeMode": "Block"}, \
            {"accessModes": ["ReadWriteOnce"], "volumeMode": "Filesystem"}]}}'
      2. openshift-virtualization-os-images namespace で影響を受けるデータボリュームを削除します。これらは、更新されたストレージプロファイルのアクセスモードとボリュームモードで再作成されます。
  • バインディングモードが WaitForFirstConsumer であるストレージの VM スナップショットを復元すると、復元された PVC が Pending 状態のままになり、復元操作が進行しません。

    • 回避策として、復元された仮想マシンを起動し、停止してから、再度起動します。仮想マシンがスケジュールされ、PVC が Bound 状態になり、復元操作が完了します。(BZ#2149654)
  • テンプレートのデフォルトのエビクションストラテジーが LiveMigrate であるため、Single Node OpenShift (SNO) クラスター上の共通テンプレートから作成された仮想マシンは VMCannotBeEvicted アラートを表示します。仮想マシンのエビクションストラテジーを更新することで、このアラートを無視するか、アラートを削除できます。(BZ#2092412)
  • OpenShift Virtualization をアンインストールしても、OpenShift Virtualization によって作成された feature.node.kubevirt.io ノードラベルは削除されません。ラベルは手動で削除する必要があります。(CNV-22036)
  • Containerized Data Importer (CDI) によって作成された一部の永続ボリューム要求 (PVC) アノテーションにより、仮想マシンのスナップショット復元操作が無期限に停止する可能性があります。(BZ#2070366)

    • 回避策として、アノテーションを手動で削除できます。

      1. VirtualMachineSnapshot CR の status.virtualMachineSnapshotContentName 値から、VirtualMachineSnapshotContent カスタムリソース (CR) 名を取得します。
      2. VirtualMachineSnapshotContent CR を編集し、k8s.io/cloneRequest を含むすべての行を削除します。
      3. VirtualMachine オブジェクトで spec.dataVolumeTemplates の値を指定しなかった場合は、次の両方の条件に該当するこの namespace の DataVolume および PersistentVolumeClaim オブジェクトを削除します。

        1. オブジェクトの名前は restore- で始まります。
        2. オブジェクトは仮想マシンによって参照されません。

          spec.dataVolumeTemplates の値を指定した場合、この手順はオプションとなります。

      4. 更新された VirtualMachineSnapshot CR で 復元操作 を繰り返します。
  • Windows 11 仮想マシンは、FIPS モード で実行されているクラスターで起動しません。Windows 11 には、デフォルトで Trusted Platform Module (TPM) デバイスが必要です。ただし、swtpm (ソフトウェア TPM エミュレーター) パッケージは FIPS と互換性がありません。(BZ#2089301)
  • OpenShift Container Platform クラスターが OVN-Kubernetes をデフォルトの Container Network Interface (CNI) プロバイダーとして使用する場合、OVN-Kubernetes のホストネットワークトポロジーの変更により、Linux ブリッジまたはボンディングデバイスをホストのデフォルトインターフェイスに割り当てることはできません。(BZ#1885605)

    • 回避策として、ホストに接続されたセカンダリーネットワークインターフェイスを使用するか、OpenShift SDN デフォルト CNI プロバイダーに切り替えることができます。
  • 場合によっては、複数の仮想マシンが読み取り/書き込みモードで同じ PVC をマウントできるため、データが破損する可能性があります。(BZ#1992753)

    • 回避策として、複数の仮想マシンで読み取り/書き込みモードで単一の PVC を使用しないでください。
  • Pod Disruption Budget (PDB) は、移行可能な仮想マシンイメージについての Pod の中断を防ぎます。PDB が Pod の中断を検出する場合、openshift-monitoringLiveMigrate エビクションストラテジーを使用する仮想マシンイメージに対して 60 分ごとに PodDisruptionBudgetAtLimit アラートを送信します。(BZ#2026733)

  • OpenShift Virtualization は、Pod によって使用されるサービスアカウントトークンをその特定の Pod にリンクします。OpenShift Virtualization は、トークンが含まれるディスクイメージを作成してサービスアカウントボリュームを実装します。仮想マシンを移行すると、サービスアカウントボリュームが無効になります。(BZ#2037611)

    • 回避策として、サービスアカウントではなくユーザーアカウントを使用してください。ユーザーアカウントトークンは特定の Pod にバインドされていないためです。
  • csi-clone クローンストラテジーを使用して 100 台以上の仮想マシンのクローンを作成する場合、Ceph CSI はクローンをパージしない可能性があります。クローンの手動削除も失敗する可能性があります。(BZ#2055595)

    • 回避策として、ceph-mgr を再起動して仮想マシンのクローンをパージすることができます。
  • ブロックストレージデバイスで論理ボリューム管理(LVM)を使用する VM では、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS)ホストと競合しないように追加の設定が必要になります。

    • 回避策として、仮想マシンの作成、LVM のプロビジョニング、および仮想マシンの再起動を行うことができます。これにより、空の system.lvmdevices ファイルが作成されます。(OCPBUGS-5223)
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