18.9. OpenStack Cloud Controller Manager リファレンスガイド
18.9.1. OpenStack クラウドコントローラーマネージャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 4.12 では、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) で実行されるクラスターが、従来の OpenStack クラウドプロバイダーから外部の OpenStack Cloud Controller Manager (CCM) に切り替えられました。これは、Kubernetes がツリー内の従来のクラウドプロバイダーから、Cloud Controller Manager を使用して実装される外部クラウドプロバイダーに移行したことに伴う変更です。
従来のクラウドプロバイダーのユーザー定義の設定を保持するために、移行プロセスの一環として、既存の設定が新しい設定にマップされます。openshift-config namespace で cloud-provider-config と呼ばれる設定を検索します。
設定マップ名 cloud-provider-config は静的に設定されていません。これは、infrastructure/cluster CRD の spec.cloudConfig.name 値から派生します。
見つかった設定は、openshift-cloud-controller-manager namespace の cloud-conf config map に同期されます。
この同期の一環として、OpenStack CCM Operator は新しい config map を変更して、そのプロパティーが外部クラウドプロバイダーと互換性を持つようにします。ファイルは次の方法で変更されます。
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[Global] secret-name、[Global] secret-namespace、[Global] kubeconfig-pathオプションは削除されました。これらは、外部のクラウドプロバイダーには適用されません。 -
[Global] use-clouds、[Global] clouds-file、[Global] cloudオプションが追加されました。 -
[BlockStorage]セクション全体が削除されます。外部のクラウドプロバイダーは、ストレージ操作を実行しなくなりました。ブロックストレージの設定は、Cinder CSI ドライバーによって管理されます。
さらに、CCM Operator は多くのデフォルトオプションを適用します。これらのオプションの値は、次のように常にオーバーライドされます。
- 1
- ネットワークが Kuryr を使用するように設定されている場合、この値は
falseです。
cloud-value 値 /etc/openstack/secret/clouds.yaml は、openshift-cloud-controller-manager namespace の openstack-cloud-credentials 設定にマップされます。他の clouds.yaml ファイルと同様に、このファイルで RHOSP クラウドを変更できます。
18.9.2. OpenStack Cloud Controller Manager (CCM) 設定マップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenStack CCM config map は、クラスターが RHOSP クラウドと対話する方法を定義します。デフォルトでは、この設定は openshift-cloud-controller-manager namespace にある cloud-conf config map の cloud.conf キーの下に保存されます。
cloud-conf config map は、openshift-config namespace の cloud-provider-config config map から生成されます。
cloud-conf config map で記述されている設定を変更するには、cloud-provider-config config map を変更します。
この同期の一環として、CCM Operator はいくつかのオプションをオーバーライドします。詳細は、「RHOSP Cloud Controller Manager」を参照してください。
以下に例を示します。
cloud-conf config map の例
- 1
- config map を変更するのではなく、
clouds.yamlファイルを使用してグローバルオプションを設定します。
次のオプションが config map に存在します。特に明記されている場合を除き、RHOSP で実行されるクラスターには必須です。
18.9.2.1. ロードバランサー (オプション) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CCM は、Octavia を使用するデプロイメント用にいくつかのロードバランサーオプションをサポートしています。
Neutron-LBaaS のサポートは廃止されました。
| オプション | 説明 |
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オプション: ロードバランサーの仮想 IP アドレス (VIP) のフローティング IP アドレスを作成するために使用される外部ネットワーク。クラウドに複数の外部ネットワークがある場合、このオプションを設定するか、ユーザーがサービスアノテーションで |
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オプション: ロードバランサー VIP のフローティング IP アドレスを作成するために使用される外部ネットワークサブネット。サービスアノテーション |
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オプション: ロードバランサー VIP のフローティング IP アドレスを作成するために使用される外部ネットワークサブネットの名前パターン ( |
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オプション: ロードバランサー VIP のフローティング IP アドレスを作成するために使用される外部ネットワークサブネットのタグ。サービスアノテーション
RHOSP ネットワークが共有を無効にして設定されている場合 (たとえば、作成時に |
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ロードバランサープールの作成に使用される負荷分散アルゴリズム。Amphora プロバイダーの場合、値は
OVN プロバイダーでは、
Amphora プロバイダの場合、 |
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オプション: |
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オプション: ロードバランサー API のバージョン。 |
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| ロードバランサー VIP が作成されるネットワークサービスサブネットの ID。 |
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ロードバランサーの仮想 IP が作成される Networking サービスのネットワークの ID。 |
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サービスロードバランサーのヘルスモニターを作成するかどうか。
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プローブがロードバランサーのメンバーに送信される間隔 (秒単位)。デフォルト値は |
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ロードバランサーメンバーの動作ステータスを |
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モニターがタイムアウトする前にバックエンドへの接続を待機する時間 (秒単位)。デフォルト値は |
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フローティング IP アドレスなしで内部ロードバランサーを作成するかどうか。デフォルト値は |
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| これは、一連のオプションで構成される設定セクションです。
これらのオプションの動作は、CCM 設定ファイルのロードバランサーセクションにある同じ名前のオプションの動作と同じです。
サービスアノテーション |
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ロードバランサーを共有できるサービスの最大数。デフォルト値は |
18.9.2.2. Operator がオーバーライドするオプション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CCM Operator は、RHOSP の設定で認識できる次のオプションをオーバーライドします。自分で設定しないでください。これらは、情報提供のみを目的としてこのドキュメントに含まれています。
| オプション | 説明 |
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RHOSP ID サービスの URL。たとえば、 |
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| サービスカタログから使用するエンドポイントのタイプ。 |
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| Identity サービスのユーザー名。 |
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| Identity サービスのユーザーパスワード。 |
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| Identity サービスのユーザードメイン ID。 |
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| Identity サービスのユーザードメイン名。 |
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| Identity サービスのプロジェクト ID。Identity サービスアプリケーションの認証情報を使用している場合は、このオプションを未設定のままにします。
識別子 |
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| Identity サービスのプロジェクト名。 |
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| Identity サービスプロジェクトのドメイン ID。 |
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| Identity サービスプロジェクトのドメイン名。 |
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| Identity サービスのユーザードメイン ID。 |
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| Identity サービスのユーザードメイン名。 |
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CCM は、次の場所でファイルを検索します。
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使用する |