1.13. Red Hat OpenShift distributed tracing platform 2.8 のリリースノート
1.13.1. Red Hat OpenShift distributed tracing platform 2.8 のコンポーネントバージョン
Operator | コンポーネント | バージョン |
Red Hat OpenShift distributed tracing platform (Jaeger) | Jaeger | 1.42 |
Red Hat OpenShift distributed tracing platform (Tempo) | Tempo | 0.1.0 |
1.13.2. テクノロジープレビュー機能
このリリースでは、Red Hat OpenShift distributed tracing platform (Tempo) のサポートが、Red Hat OpenShift distributed tracing platform の テクノロジープレビュー 機能として導入されています。
Red Hat OpenShift distributed tracing platform (Tempo) は、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品サポートのサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではない場合があります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
この機能は、Red Hat OpenShift distributed tracing platform (Tempo) のバージョン 0.1.0 と、アップストリームの distributed tracing platform (Tempo) コンポーネントのバージョン 2.0.1 を使用します。
distributed tracing platform (Tempo) を使用して Jaeger を置き換え、ElasticSearch の代わりに S3 互換ストレージを使用できます。distributed tracing platform (Tempo) は Jaeger と同じ取り込みおよびクエリープロトコルをサポートし、同じユーザーインターフェイスを使用するため、Jaeger の代わりに distributed tracing platform (Tempo) を使用するほとんどのユーザーは機能の違いに気付きません。
このテクノロジープレビュー機能を有効にする場合は、現在の実装における以下の制限に注意してください。
- 現在、distributed tracing platform (Tempo) は非接続インストールをサポートしていません。(TRACING-3145)
- distributed tracing platform (Tempo) で Jaeger ユーザーインターフェイス (UI) を使用すると、Jaeger UI は過去 15 分以内にトレースを送信したサービスのみを一覧表示します。過去 15 分以内にトレースを送信していないサービスの場合、トレースは Jaeger UI に表示されませんが、保存はされます。(TRACING-3139)
Red Hat OpenShift distributed tracing platform の今後のリリースでは、Tempo Operator のサポートを拡張することが予定されています。追加される可能性のある機能には、TLS 認証、マルチテナンシー、複数クラスターのサポートが含まれます。Tempo Operator の詳細は、Tempo コミュニティーのドキュメント を参照してください。
1.13.3. バグ修正
このリリースでは、、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) およびバグ修正に対応しています。