1.3.3.5. IBM Z および LinuxONE
本リリースでは、IBM Z および LinuxONE は OpenShift Container Platform 4.7 と互換性があります。インストール手順については、 z/VM を使用したクラスターの IBM Z および LinuxONE へのインストール や、ネットワークが制限された環境での z/VM を使用したクラスターの IBM Z および LinuxONE へのインストール について参照してください。
主な機能拡張
以下の新機能は、OpenShift Container Platform 4.7 の IBM Z および LinuxONE でサポートされます。
- RHEL 8.3 以降の KVM は、IBM Z および LinuxONE での OpenShift Container Platform 4.7 のユーザーによってプロビジョニングされるインストールのハイパーバイザーとしてサポートされます。インストール手順については、RHEL KVM を使用したクラスターの IBM Z および LinuxONE へのインストール について参照してください。
- マルチパス化
- OpenShift Pipelines TP
- OpenShift Service Mesh
- OpenShift Container Platform 4.7 の初回インストールを含む OVN-Kubernetes
- ファイバーチャネルを使用した永続ストレージ
- Raw Block を使用した永続ストレージ
- SCSI ディスク上の z/VM Emulated FBA デバイス
サポートされる機能
以下の機能が IBM Z および LinuxONE でもサポートされるようになりました。
- CodeReady Workspaces
- Developer CLI - odo
- iSCSI を使用した永続ストレージ
- ローカルボリュームを使用した永続ストレージ (Local Storage Operator)
制限
IBM Z および LinuxONE の OpenShift Container Platform については、以下の制限に注意してください。
IBM Z 向けの OpenShift Container Platform には、以下のテクノロジープレビューが含まれていません。
- Precision Time Protocol (PTP) ハードウェア
- CSI ボリュームスナップショット
以下の OpenShift Container Platform 機能はサポートされていません。
- ログ転送
- OpenShift Virtualization
- CodeReady Containers (CRC)
- OpenShift Metering
- Multus CNI プラグイン
- FIPS 暗号
- etcd に保存されるデータの暗号化
- マシンヘルスチェックによる障害のあるマシンの自動修復
- OpenShift Container Platform のデプロイメント時の Tang モードのディスク暗号化
- OpenShift Serverless
- Helm コマンドラインインターフェイス (CLI) ツール
- オーバーコミットの制御およびノード上のコンテナーの密度の管理
- CSI ボリュームのクローン作成
- NVMe
- 4k FCP ブロックデバイス
- ワーカーノードは Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する必要があります。
- 永続共有ストレージは、NFS またはその他のサポートされるストレージプロトコルを使用してプロビジョニングする必要があります。
- 共有されていない永続ストレージは、iSCSI、FC、DASD、FCP または EDEV/FBA と共に LSO を使用するなど、ローカルストレージを使用してプロビジョニングする必要があります。
これらの機能は、4.7 の IBM Z の OpenShift Container Platform についてのみ利用できます。
- IBM System Z/LinuxONE で有効にされている HyperPAV (FICON 接続の ECKD ストレージの仮想マシン用)。